やむを得ない理由から、店じまいする場合があります。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」とは?
この場合の「長年」とは、長い間をあらわす例えです。
「年」が入っているため、数年にわたってお店が続いていたことを示します。
「ご愛顧」とは何度も足を運ぶ、あるいは商品購入のため何度も財布の紐を開けてもらうことを指します。
「ありがとうございました」と結んでいるので、長い間のお礼を伝えています。
閉店のお知らせ等に使われる、感謝のひと言といえるでしょう。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
色々な理由から、店舗や支店を閉めざるを得ないことがあります。
「閉店のお知らせ」の文言に使われるのが「長年ご愛顧いただきありがとうございました」です。
突然お店を閉めるとお客様や関係者の方に迷惑がかかるので、遅くとも1か月前には張り紙や案内状を出しておきましょう。
また廃業する場合は、得意先の方に文書で挨拶文をお送りします。
これまでのお礼を綴りつつ、感謝の意をあらわしておきましょう。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」を使った例文
・『お客様には、長年ご愛顧いただきありがとうございました』
・『〇日をもちまして、閉店いたします。長年ご愛顧いただきありがとうございました』
・『〇日より営業を終了させていただきます。長年ご愛顧いただきありがとうございました』
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」の類語や敬語での言いかえ
こちらの文言の類語、そして言いかえの表現を見ていきましょう。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」の類似表現
似ている言葉に「〇日をもちまして、閉店させていただきます」があります。
お店の営業終了を伝える言い回しです。
「〇日よりお休みいたします」や「〇日より営業終了いたします」も使えます。
期日を示すことで、お客様に分かりやすく状況を説明できるでしょう。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「長らくのご愛顧、誠にありがとうございました」や「永きにわたりご愛顧賜りましたこと、心より御礼申し上げます」があります。
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」の返答や返信例
閉店のお知らせは、多くの方に向けて発信されるもの。
「なぜ、どうして」と質問を送ると、先方の気を損ねてしまうことがあります。
時間がある時に店舗や会社に立ち寄って顔を見せることも、思いやりのある所作になります。
相手との関係性を見て、対応を考えていきましょう。
まとめ
「長年ご愛顧いただきありがとうございました」をお伝えしました。
適切な表現を知って、ビジネス敬語の力を引き上げていきましょう。