「以後お見知りおきを」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「以後お見知りおきを」とは?
「以後」は、「いご」と読みます。
これは、その時点から未来に向かって後のことを指し示しています。
また、「お見知りおき」は「見知りおく」という動詞がもとになっています。
「見知りおく」を連用形することで「見知りおき」とすることで、名詞のように扱えるようにしています。
さらに、接頭語の「お」を付与して「お見知りおき」とすることで、丁寧な言葉にしているのです。
また「見知りおく」とは、「見知る」と「置く」で構成されます。
「見知る」は「知っている」ことを示しますし、「置く」はその状態を継続するとの意味を持つのです。
「以後お見知りおきを」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「以後お見知りおきを」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新しい顧客に挨拶に行ったとします。
その顧客は今後あなたが担当することになったのでした。
このような場合には、「私が今後担当致しますので、以後お見知りおきを」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して覚えておいて欲しい旨を、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、「お見知りおきを」の使い方に注意しましょう。
この言葉は語尾を濁す形で終えているため、文章が完結してはいないのです。
最後まで述べる場合には、「お見知りおきをお願いいたします」や、「お見知りおきをいただければと存じます」などのように使用するとよいでしょう。
「以後お見知りおきを」を使った例文
「以後お見知りおきを」を使った例文を挙げます。
例文のように、相手にお願いする言葉と組み合わせて使用すると、上手に使いこなせることでしょう。
・『以後お見知りおきをお願いいたします』
・『以後お見知りおきを戴きたく存じます』
・『以後お見知りおきを賜われれば幸いでございます』
「以後お見知りおきを」の類語と敬語での言いかえ
「以後お見知りおきを」の類語と敬語を解説していきます。
「以後お見知りおきを」の類似表現
「以後お見知りおきを」の類似表現には、「以降お見知りおきを」があります。
「以後」と「以降」は、同じように使用できる類似の表現だと言えます。
「以後お見知りおきを」の敬語表現
「以後お見知りおきを」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「以後お見知りおきを賜りますよう」に言いかえできます。
まとめ
このように「以後お見知りおきを」は、相手に対して知っておいてほしいことを伝達するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。