この記事では「後任には」という言葉について説明していきます。
「後任には」とは?
社内の人事や役割の後に務める人を紹介する言葉で、自分から社内で使う場合には「後任には〇〇さんが就任します」などのように使います。
プレスリリースでは「〇〇が就任します」とさん付けをしないのが一般的です。
文章として新聞記事などでも使われ、交代した大臣の後任や取締役、プロスポーツのコーチや監督など社会的関心事に対して使われます。
基本的には「後任には」は人に対して使われる言葉ですが、ロボット、機械などは後任の概念があり、退役した消防車の後任として新たな消防車が導入されるということはあります。
動物に関しては猫駅長のような人間の役割を動物が勤めている場合に後任の概念があります。
商品そのものは自動車のフルモデルチェンジは銘柄名が同一でも後任とは言いません。
「後任には」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
後任にはという言葉ではさん付けを使うのは身内の場合でプレスリリースなどではさん付けにならないことが基本です。
接客に関しては商品そのものに対しては使うことはほとんどなく、自動車ディーラーの担当や住宅会社の担当のような継続的な付き合いのある係にある人が人事異動の際に「後任には」と伝えるというケースがあります。
この場合、今までの付き合いのあった人と後任の人の両方が担当の客と顔を合わせるということになります。
「後任には」を使った例文
・『一軍投手コーチの後任には二軍監督だった〇〇氏が就任する』
スポーツ記事での使い方ですが、後任を紹介する場合、前職を伝えるケースも見られます。
・『後任には〇〇さんを推薦したいと思います。』
後任を選出するケースで、この例文だけでは前任者が指名したかまではわからないのですが、前任者にある程度指名権がある場合もあります。
・『取締役の後任には〇〇がつくことになっております』
プレスリリースでの使用例です。
人名のみとなります。
「後任には」の類語や敬語での言いかえ
「後継者として」、「後任人事として」、「かわりに」などが使えますが、「後任には」が最もポピュラーとは言えます。
「後任には」の類似表現
後釜は意味は近いですが、言葉としては使うシーンが異なり、自分が発表するのでなく、他者が使うときに使うことはできます。
「後任には」の敬語表現
敬語にできないタイプの言葉であり前後を敬語にすればよいでしょう。
「後任には」の返答や返信例
後任を指名された人であれば挨拶が返答ですが、返答するシーンではないことも多い言葉です。
まとめ
後任にはという言葉は担当者交代などから使うことができ、後任ができた時点で前任者となります。
一度に複数紹介することもできます。