お祈りメールにまつわる文言はいくつかあります。
「大事に至らないことを祈ります」の正しい使い方を見ていきましょう。
「大事に至らないことを祈ります」とは?
この場合の「大事」は、大変なことを指します。
「至らないことを祈ります」は「そうならないように願っています」という意図があります。
悪いことが起こらないよう、ひそかに祈る気持ちを示しています。
優しさあふれる、気遣いのひと言といえるでしょう。
「大事に至らないことを祈ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
大ごとにならないよう祈っているという心境をあらわしたのが「大事に至らないことを祈ります」です。
悪いことがこれ以上起きませんようにという意図があるので、例えばシステムエラーが起こって対応を済ませた後、スタッフ同士の励ましで用いられています。
また出張先で災害にあった部下に対して「どうかご無事で」と伝えたい時に引用できます。
悪いことが起きさらなる悲劇が起こらないように祈るシーンで使われるので、社外の方には慎重に使いたいです。
とくに被災された方、病気や事故で療養中の方に対しては、慎重に使っていきましょう。
「大事に至らないことを祈ります」を使った例文
・『大事に至らないことを心から祈ります』
・『ご報告ありがとうございます。大事に至らないことを祈ります』
・『これ以上大事に至らないことを祈ります』
「大事に至らないことを祈ります」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして言いかえの表現を見ていきましょう。
「大事に至らないことを祈ります」の類似表現
似ている言い方に「ご活躍をお祈り申し上げます」があります。
相手の活躍を祈る文ですが、就職活動の「お祈りメール」に用いられるなど、不合格を匂わせる際にも使われています。
場を選んで用いていきましょう。
「大事に至らないことを祈ります」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「心よりお見舞い申し上げます」や「心中お察しいたします」や「大ごとにならず、安堵しております」があります。
状況によっても適切な表現は変わってくるので、相手の立場を思いつつ考えていきましょう。
「大事に至らないことを祈ります」の返答や返信例
先方からこのような言葉をもらったら「温かいお言葉、励みになります」や「優しいお言葉に感激しております」とお伝えします。
まとめ
「大事に至らないことを祈ります」を解説しました。
適切な表現を学んで、敬語の達人を目指していきましょう。