この記事では、「ただいま席をはずしております」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ただいま席をはずしております」とは?意味
「ただいま席をはずしております」は、「電話応対で、相手が用事のある人や、担当者が不在の時に、代わりに電話に出た人が相手に不在を伝える時の丁寧な表現」という意味です。
担当者が会議中であったり、トイレに行っていたり、コピーを取っているなど、様々な事情がありますが、ビジネスでは個人的な事情ではなく、「席にいない」という事実を伝えれば十分です。
ただし、いつ戻って来るか、用件は何か、折り返し連絡した方が良いのか、伝言はあるのかなどをきちんと聞いておく必要があります。
「ただいま席をはずしております」の成り立ちや使われるシーン
「ただいま席をはずしております」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ただいま席をはずしております」の成り立ち
「ただいま席をはずしております」は「ただいま+席をはずして+おります」で成り立っています。
「ただいま」は「今現在」という意味、「席をはずし」は「席をはずす」の連用形で、「自分の席から一時的に離れている状態」という意味、「して」は動詞「する」の連用形に助詞の「て」がついたもの「おります」は「いる」の丁重語「おる」を丁寧にしたものです。
「席をはずす」という対外的な表現と丁寧語が使われているので、目上の人や取引先に使えます。
「ただいま席をはずしております」が使われるシーン
「ただいま席をはずしております」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、担当者がトイレや休憩など、たまたま用事で席にいない時です。
2つ目は、会議や接客などスケジュールにより席にいない時です。
3つ目は、相手が個人的な目的で電話をかけてくるので、上司に頼まれて居留守を使う時です。
「ただいま席をはずしております」の言葉の使い方や使われ方
「ただいま席をはずしております」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『申し訳ございません、〇〇はただいま席をはずしております』
社外の人から電話がかかってきた場合、上司や社長であっても〇〇と呼び捨てにします。
『○○はただいま席をはずしております、10分ほどで戻りますので折り返しご連絡差し上げましょうか』
担当者が社内にいる場合、戻る時間を知らせて、折り返し電話が必要かを尋ねる時の表現です。
「ただいま席をはずしております」の類語や言いかえ
「ただいま席をはずしております」の類語や言いかえは以下の通りです。
「あいにく今席をはずしております」
「あいにく」は「折悪く」という意味で、相手に申し訳ないと思う気持ちが伝わります。
まとめ
今回は「ただいま席をはずしております」について紹介しました。
「ただいま席をはずしております」は、「電話応対で、担当者が一時的に席を離れた状態であることを伝える丁寧な表現」と覚えておきましょう。