この記事では、「そんなことないです」の意味を分かりやすく説明していきます。
「そんなことないです」とは?意味
「そんなことないです」の意味は以下の通りです。
1つ目は「相手の言うことに対して強く反感を持ち否定する時のやや口語的な表現」という意味です。
主に、自分や自分と親しい人を貶める様なことを言われた時に使われます。
2つ目は、「相手のお世辞に対して謙遜する時のやや口語的な表現」という意味です。
相手から誉め言葉を貰い、とてもその様なものではないとへりくだる時に使われます。
基本的に打ち解けた場面で使われる口語的な表現で、かしこまった場で目上の人に使うべきではありません。
「そんなことないです」の成り立ちや使われるシーン
「そんなことないです」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「そんなことないです」の成り立ち
「そんなことないです」は「そんな+こと+ないです」で成り立っています。
「そんな」は「その様な」が変化した口語表現、「こと」は「事柄」という意味、「ないです」は形容詞「ない」に丁寧語「です」が付いたものです。
形容詞に「です」を付けるのは近代になって認められた用法ですが、ストレート過ぎて拙い表現であり、かしこまった場では使えません。
「そんなことないです」が使われるシーン
「そんなことないです」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、自分や自分の周囲の人に対して相手が誤解していると思った時です。
2つ目は、目上の人からおもがけなくお世辞や誉め言葉をもらった時です。
3つ目は、思いもかけないことを言われて返答に困る時です。
「そんなことないです」の言葉の使い方や使われ方
「そんなことないです」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『そんなことないです、早寝早起きを心がけています』
目上の人から「まだ若いから幾らでも夜遊びできるでしょ」などと、嫌味を言われた時に否定しています。
『そんなことないです、分からないことだらけです』
有名大学を卒業しているので「優秀だね」「幹部候補だからね」などとお世辞や誉め言葉をもらった時に謙遜しています。
「そんなことないです」の類語や言いかえ
「そんなことないです」の類語や言いかえは以下の通りです。
「滅相もございません」
「滅相もない」は「思いがけないことだ」「あるべきことではない」という意味で、相手の言うことを否定する時に使われます。
「とんでもないことでございます」
こちらはお世辞を言われた時に自分をへりくだる時に使われます。
まとめ
今回は「そんなことないです」について紹介しました。
「そんなことないです」は「相手の言ったことを否定するややカジュアルな表現」と覚えておきましょう。