買わなかったことを上手く表現したい時があります。
「購入には至りませんでした」の適切な使い方を見ていきましょう。
「購入には至りませんでした」とは?
「購入」とは気になった商品を、実際に手に入れることをあらわします。
また「至らない」は結果的にそうならなかった状況をいいます。
「買おうと思ったものの、結局やめました」という意味があります。
「購入には至りませんでした」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
営業の提案があったものの、金額やサービスの内容が期待通りでなく、残念ながら契約を見送ることがあるかもしれません。
「購入には至りませんでした」は「購入しなかったこと」をストレートに伝える言い方です。
はっきりと結論を述べているので、分かりやすい文になっています。
一方でこのフレーズのみ伝えると、不躾に感じられてしまうもの。
今後も取引の可能性がある相手であれば、クッション言葉を添えるなど、やわらかい文に整えていきましょう。
大人の対応力が、その後の道を明るく照らしてくれます。
「購入には至りませんでした」を使った例文
・『誠に勝手ながら、今回は購入には至りませんでした』
・『大変申し訳ありませんが、購入には至りませんでした』
・『期待させてしまい心苦しいのですが、購入には至りませんでした』
「購入には至りませんでした」の類語や敬語での言いかえ
似ている表現と、さらに丁寧な言い方を見ていきましょう。
「購入には至りませんでした」の類似表現
似ている言い方に「購入を完了できませんでした」があります。
こちらはアプリやネットショッピングの決済が、うまくできなかった時に表示されるメッセージです。
提携しているクレジットカードの期限が切れている、あるいはサーバー側でシステム障害があった時に発生します。
「購入には至りませんでした」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「大変申し訳ございませんが、今回は見送りさせていただきます」や「諸条件があわず、今回は遠慮させていただきます」があります。
「購入には至りませんでした」に比べると、オブラートに包んだ表現になっています。
相手を傷つけず、こちらの言い分を伝えられるので覚えておきましょう。
「購入には至りませんでした」の返答や返信例
「購入しませんでした」と連絡がきたら、感情的にならない対応をしておきましょう。
「ご連絡ありがとうございます。
誠に残念ではございますが、またお手伝いできる機会がございましたら、何卒よろしくお願いいたします」と添えておきます。
後腐れのない、明るい言い方を心がけていきましょう。
まとめ
「購入には至りませんでした」を解説しました。
正しい意味合いを知って、コミュニケーション能力を引き上げていきましょう。