「二八に備えて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「二八に備えて」とは?
「二八に備えて」は、景気の悪い時期に備える様子を表現した言葉です。
「二八」は「にっぱち」と読みます。
これは俗語であり、景気の悪い時期を意味します。
これは「二月」と「八月」のことを意味する言葉なのです。
いずれも上期と下期の決算月の前月であり、経済活動が活発になりにくい時期と言われています。
このような景気が停滞するような時期のことを「二八」という言葉で表現しているのです。
なお、ここでは「二八に備えて」と表現しています。
これによって、景気の悪い時期に備える様子を、言い表しているのです。
「二八に備えて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「二八に備えて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、予算対策会議に参加していたとします。
そして、例年通りであれば、二月と八月には大きく売り上げが落ちるのでした。
このような場合には、「二八に備えて、営業活動を強化しておきましょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、景気が停滞するような時期に備える様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「備えて」の使い方に注意しましょう。
これは、「備えまして」のように、丁寧な言葉遣いにする事ができます。
同じ意味の言葉でも、相手が感じる印象に違いが出るのです。
使用する状況に合わせて、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「二八に備えて」を使った例文
「二八に備えて」を使った例文を挙げます。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『二八に備えて、あらかじめ営業活動を強化しましょう』
・『二八に備えて、事前に案件数を確保しておくべきです』
・『二八に備えて、売上高を伸ばしておいたほうがよいでしょう』
「二八に備えて」の類語と敬語での言いかえ
「二八に備えて」の類語と敬語を解説していきます。
「二八に備えて」の類似表現
「二八に備えて」の類似表現には、「停滞期に備えて」があります。
「二八」と「停滞期」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「二八に備えて」の敬語表現
「二八に備えて」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「二八に備えまして」に言いかえできます。
なお、この場合は、丁寧語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「二八に備えて」は、景気の悪い時期に備える様子を表現した言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。