この記事では「ご様子で大変嬉しく存じます」について解説をします。
「ご様子で大変嬉しく存じます」とは?意味
ある状態を嬉しく思う話し手の気持ちを表す言葉です。
「ご様子」は「様子」に「ご」を添えて、敬意を表す言い方にしています。
「ご」は他人の行為や持ち物などを表す言葉について、その人に尊敬の意を表します。
「様子」は外から見てわかるありさま、状態、状況という意味です。
「大変」は程度のはなはだしいさまを表します。
「存じ」は「思う」「考える」の意の謙譲語です。
「存じます」の形で使って、聞き手に改まった気持ちを表します。
「ご様子で大変嬉しく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、ある状態が望ましいときに使用をします。
たとえば、これまで体調を崩していた人の体調が回復したときです。
Aさんは、お世話になったことのあるBさんが体調を崩していると、人から聞いていました。
それからしばらくして、AさんがBさんと会う機会がありました。
Bさんの話を聞いてみると、今は体の状態が回復をして元気だそうです。
Aさんが見てもBさんは元気そうです。
Bさんの体調がよくなったことをAさんは嬉しく思いました。
このことを相手に伝える際に「お元気そうなご様子で大変嬉しく存じます」という使い方をします。
「様子」は「室内の様子」のように人以外の状態や状況もいう言葉ですが、「ご様子」という場合は人についてをいいます。
「ご様子で大変嬉しく存じます」を使った例文
・『楽しんでいただけたご様子で大変嬉しく存じます』
「ご様子で大変嬉しく存じます」の返答や返信例
体調がよくなったことを喜んでくれているなら、自分の体調について簡単に説明するとよいでしょう。
深い内容を話す必要はありません。
差し支えのない範囲で簡単にで構いません。
話したくないときは無理に話さなくてもよいです。
そこにいないある人の様子の話をしているなら、自分の知っていることや考えなどを述べるとよいでしょう。
ただし、はっきりしない事柄を伝えるときは注意が必要です。
事実とは違うことを述べてしまうと、話題になっている人の迷惑になります。
まとめ
この言葉は、ある状態や状況を嬉しく思う話し手の気持ちを伝えるものです。
ある人の体調がよいようだといった、好ましい状態や状況であるときに使います。
望ましい事柄ならば、自分の気持ちを伝えてみるとよいでしょう。