この記事では「なお一層」について解説をします。
「なお一層」とは?意味
程度や状態などがさらに進むさまという意味です。
「なお」には、程度や状態などが進むさまという意味があります。
この意味では「なお都合がよい」のような使い方をします。
「なお」には他にも、それまでの状態が続いているさま、今ある物事につけ加えるさまという意味もあります。
「一層」は、程度や状態などがさらに進むさまという意味です。
「一層寒くなる」のような使い方をします。
他にも、ひとかさね、複数の層の建物の一番下という意味もありますが、「なお一層」という場合はこれらの意味ではありません。
「なお一層」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、「さらに」「より」という意味で用います。
「なお」も「一層」も、程度や状態がさらに進むさまという意味があり、同じ意味の言葉を重ねることになるので、「なお」「一層」だけで用いることもあります。
ハワイ料理を提供している店のことで説明をします。
日本にいても、ハワイ料理を食べるとハワイにきたような気分になれます。
しかし、この店の場合は、ハワイにいるような気分をさらに感じることができます。
内装はラタン素材を使用したり、プルメリアの小物を飾ったりなどして、ハワイをイメージしたものとなっており、店内ではハワイアンミュージックを流しています。
和室でハワイの料理を食べるよりも、こういった内装や音楽を意識した場所で食べた方が、ハワイにいる気分が高まります。
このことを「なお一層ハワイアン気分になれる」のように表現することができます。
「なお一層」は一段と進むさまのことで、下がるさまのことではありません。
目上の人との会話の中では「努力してまいります」など、後に言葉が続きます。
「なお一層」を使った例文
・『なお一層おいしくなる』
・『なお一層強化する所存です』
「なお一層」の返答や返信例
何の程度や状態を一段と進めるのかによって、返事の内容が変わります。
努力をするという場合であれば、「頑張ってください」の意を伝えるとよいでしょう。
期待している気持ちを伝えることで、相手のやる気が高まることが期待できます。
報告の場合であれば、相手の話に耳を傾けたり、資料などに目を通したりします。
報告内容に関して疑問点があれば質問をします。
場合によっては、今後の対応を考えます。
具体的な対応を提示することで、行動をしやすくなります。
まとめ
この言葉は、程度や状態が進むさまを表している、さまざまな事柄の程度や状態についていうことができるものです。
そのため、さまざまな場面で使用することができます。