「お目が高い」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お目が高い」とは?
はじめに「お目が高い」の意味を解説していきます。
「お目が高い」は「ものを正しく見分ける能力がある」との意味で使用される、相手を褒める言葉のひとつです。
これは「鑑識眼、審美眼」などとも呼ばれる能力を示しています。
また、相手の能力に対して「お」を付けることで敬意も示しているのです。
ビジネスで使用する場合は、観点が鋭い場合を表して「お目が高い」とするおとがあります。
「いい所に目を付けた」と同じような意味で使用できると考えてよいでしょう。
「お目が高い」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お目が高い」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが資料を説明していたとします。
この資料には隠されたポイントがあり、説明の最後に種明かしをする予定でした。
しかし、説明を聞いていた部長が、そのポイントに対して途中で質問してきました。
このような場合には、「さすが部長、お目が高い」と述べてから、種明かしをするとよいでしょう。
質問が鋭く、適切だったことを先に述ることで、相手の能力への賛辞の気持ちを贈っているのです。
この言葉を使う場合の注意点は、現代ではあまり使用されない言葉になってきていることです。
そのため、この言葉を使用すると、若い人には古風な表現ととらえられることでしょう。
あえて古い慣用句を使用するメリットはないので、別な言葉に言い換えるのが無難だと言えます。
「お目が高い」を使った例文
ここでは「お目が高い」を使った例文を挙げていきます。
少しふざけている印象のある表現なので、ビジネスで使用する場合は気を付けたほうがよいでしょう。
・『さすが、お目が高いですね』
・『お目が高いのでのが分かります』
・『お目が高いはずです』
「お目が高い」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お目が高い」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お目が高い」の類似表現
まず「お目が高い」の類似表現について解説します。
「お目が高い」は「鋭い」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お目が高い」の敬語表現
つぎに「お目が高い」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「見る目がございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お目が高い」は、相手の審美眼・鑑識眼に対する賛辞を贈る言葉です。
しかし、現代では使用されることが少ない言葉ですので、別な言葉で言い換えるのが無難と言えるでしょう。