この記事では「お世辞でも嬉しい」という言葉について説明していきます。
「お世辞でも嬉しい」とは?
相手が言った言葉がたとえお世辞であったとしても嬉しいという意味で、謙遜の意味も強い言葉となっていて、相手がお世辞を言っているかということをそこまで重視しているわけではない部分があります。
家族間の会話で「この料理特に美味しいね」「お世辞でも嬉しい」という場合は実際にお世辞かまではわからないと言えるでしょう。
実際には家族間で使うかと言うと微妙ですが、美味しいと言った側が普段食事を作る親、お世辞でも嬉しいと言った側が珍しく料理した子というケースならありえるところです。
家どうしの会話というところでもあり得る会話と言えます。
「お世辞でも嬉しい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お世辞でも嬉しいです」「お世辞でも嬉しいものです」などより丁寧な語尾にすることがビジネスでの使用の前提と言えますが、ビジネスの場での使うシーンがかなり少なく、他社の人の褒め言葉に対して返すということになりますが、生産技術や社員の礼儀正しさなどを褒められた場合は立ち位置の問題もあり素直に「ありがとうございます」と返しても問題ないと考えられる部分があります。
比較的カジュアルな会話、個人的な会話に近いほうが使いやすいとも言えます。
接客において使うことはほとんどなく、店員を褒めるという場合の返答で使うあたりが挙げられます。
「お世辞でも嬉しい」を使った例文
・『A…運転うまくなってきたね B…お世辞でも嬉しいです。』
主に自動車教習所での使用ケースです。
家族間でも使用できるでしょう。
・『A…君は上達が早いね B…お世辞でも嬉しいです』
何かを習うというケースでの使い方ですが、お世辞を言うケースは個人に対してが多いと言え、チーム、組織にはあまり言わないと言えます。
・『A…君のこの作品は大賞とれるよ。 B…お世辞でも嬉しく思います。』
絵画などをより実力・実績のある人に見てもらった場合の例文です。
ここでは語尾を丁寧にしています。
「お世辞でも嬉しい」の類語や敬語での言いかえ
「たとえウソでも嬉しい」意図は同じですがお世辞の方が柔らかい言葉と言えます。
「ありがとうございます」も意図としては遠くはありません。
「お世辞でも嬉しい」の類似表現
本心でなくとも嬉しいなど「お世辞」を言いかえることも可能ではありますが「お世辞」が伝わりやすくはあります。
「お世辞でも嬉しい」の敬語表現
たとえお世辞でも嬉しく思いますとするとより丁寧にはなります。
お世辞自体が「心にも思っていないこと」というあまりいい意味の言葉ではないため、謙遜せず言われて嬉しかったと伝えるのも良いでしょう。
「お世辞でも嬉しい」の返答や返信例
お世辞ではないと伝えることが必須です。
まとめ
お世辞でも嬉しいという言葉は謙遜する用途がある反面、相手がお世辞を言っているということにしてしまうという部分があり、使うバランスがやや難しい言葉ではあります。
同じ相手に何度も使うべきではないでしょう。