本記事では、ビジネスシーンで使用される事もある「ご期待ください」の言葉の意味や使い方に関して、解説致します。
「ご期待ください」とは?意味
ご期待くださいは、ごきたいくださいと読むのが正解な言葉です。
文字で記載されたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、ある人がそれをするのを心待ちにするやそれが実現する様に待ち構えるといった意味の期待を、丁寧語に変化させたご期待の文字に、何かをして欲しいという意味のくれに敬意を込めて丁寧な表現にした、くださいの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそご期待くださいは、期待して欲しいといった意味を表すのです。
「ご期待ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ご期待くださいは、期待しても大丈夫です、といった意味合いの言葉として使われています。
とはいえ期待ではなく、ご期待という丁寧さのある言葉を見れば分かる様に、これは相手を気遣いながら使用すべき言葉です。
なのでビジネス上では部下みたいに、明確に立場が下と言える人間に使うには相応しくはない事となっています。
かなり丁寧な言い回しが駆使されている事から、取引相手やお客、上司といった気遣うべき立場が上の人間に使用すべき言葉です。
「ご期待ください」を使った例文
・『来月発売のこちらの製品は、従来品の問題点を改善しておりますので、どうぞご期待ください』
・『新社屋が完成した事で研究施設も充実しましたので、今後の我が社の製品にこれまで以上にご期待ください』
「ご期待ください」の返答や返信例
ご期待くださいは、相手の期待に応えられますよ、といった意思表示の言葉として用いられています。
ただしご期待とくださいという丁寧な言い回しが合体して出来た言葉であるため、この言葉を使う相手は、気遣いが必要となる目上の人物という事になるのです。
逆に言えばこの言葉に返答や返信を行う事になるのは、相手よりも優位な立場にいる人物という事になります。
故にご期待くださいの言葉に対する返答や返信例としては、楽しみにしてるよ、とか、分かりましたといったシンプルな言葉を挙げる事が可能です。
まとめ
ご期待くださいは、期待しても良いです、という意味の言葉として使われています。
つまりは相手の期待に応えられるという意思を表す言葉ですが、出だしのご期待を見れば直ぐに分かる様に、気遣いを込めた丁寧な表現が利用されているのです。
以上の事からビジネスシーンでは、部下の様な目下の人物に使うには大袈裟過ぎる表現の言葉であり、お客や取引相手といった気遣うべき目上の人物に対して使用する言葉となっています。
