使い方の分からない、難しい表現に直面することも。
「諸連絡」の正しい意味と使用方法を見ていきましょう。
「諸連絡」とは?
この場合の「諸」は「もろもろ」という意味があります。
多くを表現している言葉で、複数の事柄をまとめて指しています。
「連絡」は伝達やお知らせ、アナウンスをいいます。
いくつかの用件があって、複数お伝えしたいことを例えています。
「諸連絡」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
業務的な連絡という意味で用いられているのが「諸連絡」です。
教育現場で見かける言い方で、例えば大学側が新入生の方に「諸連絡がありますので、新1年生の方は事務室にお越しください」と呼びかける際に用いられています。
様々な内容のことを、ひとくくりにする際に使われる事務的な表現です。
一方でビジネスの現場でも社内朝礼で「諸連絡があります」と使うことがあります。
ただ簡略化したフレーズのため、社外の方に用いることはほとんどありません。
どうしても使用しなければいけない時は「諸々のご連絡」や「諸々について」など「多くの」という訳がある「諸々」を用いるようにしましょう。
思いの伝わる敬語になるよう、その場にあう魅力的な表現を選んでみてください。
「諸連絡」を使った例文
・『諸連絡がありますので、1年生は講堂に集まってください』
・『諸々のご連絡、誠にありがとうございます』
・『諸々お知らせしたいことがございます。この後よろしいでしょうか』
「諸連絡」の類語や敬語での言いかえ
似ている言い方と、丁寧な表現を見ていきましょう。
「諸連絡」の類似表現
よく似た言い方に「諸々のご連絡」もあります。
先方からいくつかの用件について、依頼や要請があった時に使えます。
「諸々のご連絡、承知いたしました」と返事をする時に使いやすいです。
「諸連絡」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「諸々について」や「諸々のご用件につきまして」が挙げられます。
また「ご相談いただいた内容について」や「ご要望いただいた件につきまして」と置き替えできます。
「諸連絡」の返答や返信例
細かい連絡事項があれば、メモを取って聞いておきましょう。
「承知いたしました」や「かしこまりました」とお答えします。
まとめ
「諸連絡」を解説しました。
難しい言い回しを正確に覚えて、敬語のスペシャリストを目指しましょう。