調査後の言い方は、いくつかあります。
「調べたところ」の正しい使い方を見ていきましょう。
「調べたところ」とは?
この場合の「調べた」は、ある事柄について調査することをいいます。
「したところ」は「おこなった結果」という意味があります。
マーケティングや分析をした結果を述べる言い回しです。
「調べたところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ある事柄について取引先や上司から深く精査するように、頼まれることがあります。
自分なりにマーケティングや研究をおこない、まとまった結果が見えてきたら、丁寧にご報告しておきましょう。
「調べたところ」は「調べてみたら」の改まった言い方です。
「調べたところ、次のようなことが分かりました」と結果報告で使います。
ただ目上の方に用いる場合は、さらにお色直ししておきたいもの。
「お調べしたところ」や「お調べした結果」など言い回しを整えていきましょう。
何かの報告をする際は緊張しますが、この場合本当に大切なのは中身です。
調べた結果、どのようなことが分かったのか、図やグラフを用いて分かりやすくお伝えしていくことが大切です。
相手との関係性によって、微調整をおこなってみてください。
「調べたところ」を使った例文
・『第三者機関が調べたところ、以下のことが分かりました』
・『詳しくお調べしたところ、このような結果となりました』
・『お調べした結果を、ご報告申し上げます』
「調べたところ」の類語や敬語での言いかえ
似ている表現と、さらに上品な言い方を学んでいきましょう。
「調べたところ」の類似表現
似ているフレーズに「精査した結果」があります。
精査は細かく調べるという意味があります。
原因究明をおこなう際に使われますが、最近では就活の合否結果をお知らせする時も使われています。
幅広い用途があるので、覚えておきましょう。
「調べたところ」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「お調べしたところ」や「お調べした結果」が挙げられます。
「ご報告申し上げます」と上品なフレーズを後に付けて、厳かにお伝えしていきましょう。
「調べたところ」の返答や返信例
調査結果の報告を受け取ったら「ご丁寧にまとめていただき、ありがとうございます」とお返事します。
中身が分厚く、すぐに目を通せないボリュームであれば「後ほど確認させていただきます」とお伝えします。
まとめ
「調べたところ」を解説しました。
正しい解釈を知って、敬語のスキルを上げていきましょう。