丁寧にお願いしたい時の言い方に、悩むことがあります。
「許諾をいただけませんか」を見ていきましょう。
「許諾をいただけませんか」とは?
「許諾」とは、相手の言い分を認めて受け入れることをあらわします。
この場合は「いただけませんか」と述べているので、頼みを聞いて欲しい時の言い方になっています。
「いただけませんか」は「してもらえませんか」という訳の敬語です。
「認めてもらえませんか」という意味合いが込められています。
「許諾をいただけませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「許諾」は「きょだく」と読みます。
先方の言い分を認める、許すという意味があります。
商標権の取扱いで用いられる表現で、メーカーが許可をしたキャラクターグッズ等を許諾品と呼ぶことがあります。
一方で一般のビジネスシーンで「許諾をいただけませんか」はあまり用いられない使い方。
難しい言い回しなので、正しくこちらの意図が伝わらない恐れもあります。
「ご承諾」や「ご承認」などポピュラーな言い方も覚えておき、明るくコミュニケーションを取っていきましょう。
「許諾をいただけませんか」を使った例文
・『イベントで使用するため、許諾をいただけませんか』
・『恐れ入りますが、ご承諾いただけませんか』
・『厚かましいお願いですが、ご承諾いただけますと幸いです』
「許諾をいただけませんか」の類語や敬語での言いかえ
こちらの敬語の似ている表現、丁寧な言い方を見ていきましょう。
「許諾をいただけませんか」の類似表現
似ている言い回しに「ご了承いただきますよう」があります。
「ご了承」はこちらの事情を理解してもらう時に使います。
許可をもらうというよりは、こちらのお願いを受け入れてもらう時に使われます。
「明日は祝日となりますので、お返事は週明け月曜となります。
ご了承いただきますようお願いいたします」がひとつの例です。
「許諾をいただけませんか」の敬語表現
丁寧な言い方に「ご承諾いただけませんか」が挙げられます。
こちらの要求を先方にのんでもらうことが「ご承諾」です。
「勝手なお願いですが」など前置きを挟んで用いていきましょう。
「許諾をいただけませんか」の返答や返信例
その場で答えを出すのが難しい時は「社内で検討させていただきますので、少々お時間をいただけますか」とお伝えしてみましょう。
まとめ
「許諾をいただけませんか」をお伝えしました。
適切な表現を学んで、敬語の達人を目指してください。