難しい熟語を知っていると、知識ある人と思ってもらえます。
「許諾をいただけますか」を見ていきましょう。
「許諾をいただけますか」とは?
普段の生活では、めったに目にしない「許諾」。
「きょだく」と読みます。
「許」は許すこと、そして「諾」は素直に引き受けるという意味が込められています。
相手の言い分をそのまま受け入れる際に用いられています。
「いただけますか」はお願いの時に使われる表現です。
「こちらの提案を、受け入れてもらえませんか」このようなニュアンスが含まれています。
「許諾をいただけますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
先方にこちらの提案やお願い事を、聞き入れて欲しいことがあります。
否定せずに前向きに受け入れるという熟語が「許諾」にあたります。
同意や了承を得たいという思いがあるので、大切なお願い事をする時に用いられています。
ただ許諾は「組織の許可を得る」という大きな意味もあり、ライセンス契約を取る時にも使われています。
資料をお借りしたいなど簡単なお願い事をする時に「許諾」を用いるのは、不自然になるため気を付けておきましょう。
「お願いできますか」や「お借りできますか」など、分かりやすい表現も覚えておき、伝わる敬語術を身につけていきましょう。
「許諾をいただけますか」を使った例文
・『ライセンスの許諾をいただけますか』
・『差し支えなければ、こちらの本をお借りできますか』
・『ご面倒でなければ、お願いできますか』
「許諾をいただけますか」の類語や敬語での言いかえ
似ている表現と丁寧なフレーズを見ていきましょう。
「許諾をいただけますか」の類似表現
同じような言い方に「ご確認いただけますか」が挙げられます。
目を通して欲しい書類がある場合に使いやすく、色々な場面で取り入れやすい敬語です。
「許諾」ほど畏まっていないので、幅広く使えるでしょう。
「許諾をいただけますか」の敬語表現
より丁寧な言い方に「許諾をいただけますでしょうか」が挙げられます。
語尾の「いただけますか」を上品に直した言い方です。
このほか別の言い方として「お手数ですが、お願いできますか」があります。
「許諾をいただけますか」の返答や返信例
許可を求められたら、まずは内容を吟味してお返事を出しましょう。
「ご連絡ありがとうございます。
拝見いたしますので、恐れ入りますが〇日までお待ちいただければ幸いです」とします。
まとめ
「許諾をいただけますか」をお伝えしました。
許可にまつわる敬語を覚えて、上手にコミュニケーションを取っていきましょう。