「お名前は存じ上げております」というビジネス用語の「意味・使い方・例文・類語・敬語・英語表現」を分かりやすく解説していきます。
「お名前は存じ上げております」とは?
「お名前は存じ上げております」とは、「お名前は知っています」を意味しているビジネス用語です。
「お名前は存じ上げております」の「存じ上げる」は、「知っている・思っている」の謙譲語です。
「存じ上げる」は人に対してだけ使われる謙譲語であり、「上げる」は「申し上げる」と同じく動詞につく謙譲表現です。
「お名前は存じ上げております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お名前は存じ上げております」というビジネス用語は、「ビジネスシーンにおいて相手の名前を知っているとき」に使うという使い方になります。
使うときの注意点は、「“存じ上げる”は人に対してしか使えない」ということです。
類語の“存じる”は逆に、「人以外の物事について知っている場合」に使うことができる謙譲語です。
「お名前は存じ上げております」を使った例文
・『お名前は存じ上げております。これからよろしくお願い申し上げます』
・『かねてから○○様のお名前は存じ上げております』
・『お名前は存じ上げておりますが、どのような活動をされておられる方なのでしょうか』
「お名前は存じ上げております」の類語での言いかえ
「お名前は存じ上げております」を類語で言い替えると、どのような言葉になるのでしょうか。
「お名前は存じ上げております」の類似表現
「お名前は存じ上げております」の類似表現には、以下のようなものがあります。
・『お名前は知っています』
・『お名前は知っております』
・『お名前は聞いたことがあります』
「お名前は存じ上げております」をよりシンプルな類似表現に言い替えると、「お名前は知っています」や「お名前は知っております」になります。
「お名前は聞いたことがあります」も類似表現として上げることができます。
「お名前は存じ上げております」の敬語表現
「お名前は存じ上げております」の敬語表現には、以下のようなものがあります。
・『お名前は伺っております』
・『お名前は承っております』
・『お名前は拝聴しております』
「お名前は存じ上げております」の「存じ上げる」は、「伺う」や「承る」の謙譲語に言い替えてもほぼ同じ意味の敬語表現になります。
「拝聴」という謙譲語も使用することができます。
「お名前は存じ上げております」の英語表現
「お名前は存じ上げております」を英語で表現すると、“I know your name”(お名前は知っています)や“I’ve heard about your name”(お名前は聞いたことがあります)などになります。
まとめ
「お名前は存じ上げております」というビジネス用語について詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「お名前は存じ上げております」の意味・使い方・例文・類語・敬語・英語表現を知りたいときは、この記事の解説内容をチェックしてみてください。