「それなのに」とは?
ビジネスでの使用方法と敬語や言い換えを分かりやすく解説します。
「それなのに」とは?
これは、当然推察される内容とは違うような状況で使用される言葉です。
たとえば、「それなのに失敗しました」とすれば、当然成功すると考えられていた状況で失敗したような様子を表現できます。
つまりここでの「それ」は、前述した内容などを示しています。
そのため、この言葉を述べる前には、結論と相反するような予想や推測を述べる必要があるのです。
その前提があった上で、「それなのに」という言葉とともに、結論や結果を述べるとよいでしょう。
このことから、これが当然推察される内容とは違うような状況で使用されるものだと分かるのです。
「それなのに」のビジネスでの使用方法、使うときの注意点
たとえば、ある計画が中止になったとします。
そして、昨日は中止しないと言っていたことを、相手に伝えたところだったのです。
このような場合に、「それなのに中止とはどういうことなのですか」と言うとよいでしょう。
これによって、前述した内容から相反する結果になっている様子を、相手に伝達できます。
これを使う際には、表現の仕方に注意を払うべきです。
これは「それであるのに」と言い換えできます。
また、「それですのに」と言い換える方法もあるのです。
このように、同じような内容でも、少し違う表現に置き換えて使用できます。
状況により、上手に使い分けることをおすすめします。
「それなのに」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『それなのに何が問題なのですか』
・『それなのに中止とはどういうことですか』
・『それなのに何故そのようなことを言うのですか』
「それなのに」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「それなのに」の類似表現
これに類似した表現として、「それであるのに」が挙げられます。
「それなのに」と「それであるのに」は、同じような意味合いで使えるのです。
「それなのに」の敬語表現
たとえば、「それですのに」と表現できます。
なお、これは丁寧語を使った表現になっているのです。
まとめ
このように、当然推察される内容とは違うような状況で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えますので、上手に活用することをおすすめします。