「格子模様」の意味と使い方を解説していきます。
新しいビジネス知識をひとつ、増やしていきましょう。
「格子模様」とは?
格子模様(こうしもよう)とは、チェック柄のこと。
縦のラインと横のラインが組み合わさった、障子のようなデザインをいいます。
タータンチェックなど西洋風の模様もふくんでいて、その種類はバラエティに富んでいます。
格子模様はスマートな印象を与えるので、最近はお洒落なビジネススーツやネクタイの柄にも採用されています。
英国紳士のようにブリティッシュなスタイルを演出できます。
「格子模様」の使い方や使われ方、使うときの注意点
格子模様と似たデザインに、市松模様があります。
市松模様は江戸時代からつづく、日本の伝統的な模様です。
東京オリンピックのエンブレムにも使われたので、覚えている方も多いのではないでしょうか。
市松模様は碁のように、2色の色をたがい違いに並べています。
永遠に途切れることがないため、ビジネスの拡大や事業繁栄という、おめでたい意味もあります。
そのため縁起の良さをアピールしたいのなら格子模様よりも、市松模様の言い方を選ぶのがおすすめです。
「格子模様」を使った例文
・『住まいの目隠しに、格子模様のシートを貼った』
・『格子模様のニットを、ネット通販した』
・『書店に、格子模様の本棚が並んでいた』
「格子模様」の類語や言いかえ
格子模様の関連語には、次のような言葉があります。
「市松模様」
市松模様はおめでたい、正方形のチェック柄をいいます。
ツートンカラーの模様なので、とても色鮮やか。
シンプルでいつまで見ていても、飽きない魅力があります。
ちなみに市松模様は、佐野川市松という歌舞伎俳優の名前です。
舞台衣装のひとつに大胆な市松模様を選んだところ、これが大当たりしました。
とても縁起が良い模様なので、事業拡大のほかにも子孫繁栄という意味もあります。
「格子柄」
格子柄も、格子模様と同じような意味が込められています。
「格子」は日本家屋の、ドアや窓の建築デザインをいいます。
縦と横の木が編まれていて、まるで伝統工芸のような美しさもあります。
格子柄には業平格子、紅格子、網代格子などが含まれます。
いずれも歌舞伎の衣装から生まれた柄で、江戸時代の流行柄として親しまれてきました。
まとめ
格子模様の意味と使い方をおさらいしました。
格子模様とはチェック柄のこと。
ネクタイやスーツ、ニットの柄としても採用されています。
格子模様のひとつである市松模様は、東京オリンピックのエンブレムで活躍したデザインです。
事業繁栄という恵まれた意味があるので、ビジネスでは、市松模様が好んで使われています。
おめでたい言葉を、覚えていきましょう。