「今後の見通しが立たず」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「今後の見通しが立たず」とは?
はじめに「今後の見通しが立たず」の意味を解説していきます。
ビジネスで使用される場合の「見通し」は、主に「将来の予測」を意味する言葉として用いられます。
そのため、「今後の見通し」は「今後の予測」を意味し、それが「立たない」とは「不明だ」ということを意味しています。
ここで面白いのは「見通し」も「予測」も立たないで表現できることです。
そして「見通せない」でも、「予測できない」でも、「立たない」と同じ意味になります。
「今後の見通しが立たず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「今後の見通しが立たず」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新たな企画を考えたとします。
しかし、進めていた計画は上手くいかずに中断していました。
心配した部長が、あなたに質問してくれました。
状況はどうか、大丈夫かという内容でした。
このような場面では「実は、本件に関してはまったく見通しが立たず」と返答するとよいでしょう。
これにより、部長はあなたが万策尽きていることを、なんとなく感じ取ってくれるはずです。
この言葉を使う場合の注意点は、自分がこの言葉をつかえる立場にあるかです。
計画を把握することが職務である場合には「見通しが立たない」は無責任な発言になります。
このような場合には、「現時点では見通しが立ちませんが、次週までに再計画いたします」などと責任感の垣間見える表現に変える必要があるのです。
「今後の見通しが立たず」を使った例文
ここでは「今後の見通しが立たず」を使った例文を挙げていきます。
例文のように文中に柔軟に組み入れることが可能です。
様々な使用方法があるので、試してみることをおすすめします。
・『本件については、今後の見通しが立たず』
・『今後の見通しが立たず、大変苦戦しております』
・『今後の見通しが立たずに進めても失敗します』
「今後の見通しが立たず」の類語や敬語での言いかえ
それでは「今後の見通しが立たず」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「今後の見通しが立たず」の類似表現
まず「今後の見通しが立たず」の類似表現について解説します。
「見通し」は「予測」との言い換えが可能です。
少し意味は異なりますが、概ね同じような使い方ができます。
「今後の見通しが立たず」の敬語表現
つぎに「今後の見通しが立たず」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「今後の予測を致しかねる状況で」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「今後の見通しが立たず」という表現は、将来の予測ができない場合に使える言葉です。
ビジネスでも使用する機会が多いため、しっかり覚えておくとよいでしょう。