この記事では、「後学のために参考にさせていただきます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「後学のために参考にさせていただきます」とは?意味
「後学のために参考にさせていただきます」には以下の意味があります。
1つ目は「将来何らかの役に立ちそうなので是非知っておきたいことを伝える丁寧な表現」という意味で、目上の人から教わることを敬う表現です。
2つ目は「本当は何の役にも立たないけれども、個人的に興味があるので知っておきたい時の表現」という意味で、冗談めいた言い訳として使われます。
「後学のために参考にさせていただきます」の成り立ちや使われるシーン
「後学のために参考にさせていただきます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「後学のために参考にさせていただきます」の成り立ち
「後学のために参考にさせていただきます」は「後学のために+参考+に+させていただきます」で成り立っています。
「後学」は「こうがく」と読み、「将来自分のためになる知識や学問」という意味で、「後学のために」と連語で使われることが多くなります。
「参考」は「他人の意見や事例・資料などを照らし合わせて自分の考えを決める手がかりにすること」という意味、「に」は助詞、「させていただき」は「やらせてもらう」の謙譲語の連体形で、相手の許可があり、自分のためになる場合に認められる二重敬語、「ます」は丁寧語です。
丁寧語と謙譲語が含まれているので目上の人に対して使えます。
「後学のために参考にさせていただきます」が使われるシーン
「後学のために参考にさせていただきます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人や取引先の話を聞いてためになったと相手を立てる時です。
2つ目は、役に立たないけれども好奇心をそそる事柄の時です。
「後学のために参考にさせていただきます」の言葉の使い方や使われ方
「後学のために参考にさせていただきます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『○○様のお話を後学のために参考にさせていただきます』
目上の人の話をきいて是非自分の知識に加えたいと思う気持ちを伝える表現です。
『ストリップショーですか、後学のために参考にさせていただきます』
先輩からストリップショーに誘われて、興味本位でついていきたいと思った時の表現です。
「後学のために参考にさせていただきます」の類語や言いかえ
「後学のために参考にさせていただきます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「非常に勉強になりました」
シンプルですが、素直で嫌味を感じさせない表現です。
まとめ
今回は「後学のために参考にさせていただきます」について紹介しました。
「後学のために参考にさせていただきます」は「将来役に立ちそうなので是非しっておきたいことの丁寧な表現」と覚えておきましょう。