ボキャブラリーを増やしていくと、社会人として重みのある言い方になります。
「意見を聞く」の使い方を見ていきましょう。
「意見を聞く」とは?
他の人のアドバイスを参考にすること、またプラスとマイナス色々な主張を、分け隔てなく受け入れることをあらわしています。
「意見を聞く」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスをしていると、自分だけの見解だけでは動けないことも。
専門家の方の言葉を参考にしながら、プロジェクトを進めていかなければいけないこともあります。
そうした際に用いるのが「意見を聞く」という表現です。
シンプルで分かりやすい日本語なので「意見を聞きたい」や「意見を聞いた」と用いられています。
ただこのままだと敬いのニュアンスが混じっていないので、失礼にあたることも。
目上の方から意見をもらう時は「ご意見をいただく」や「ご意見を伺う」など、表現をかえて用いていきましょう。
「意見を聞く」を使った例文
・『貴重なご意見をお聞きし、勉強になりました』
・『忌憚のないご意見をお聞かせください』
・『〇〇様のお声を、拝聴したく存じます』
「意見を聞く」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な言い方を見ていきましょう。
「意見を聞く」の類似表現
よく似ている言い方に「ご意見をお聞きする」があります。
「ご」と「お」を補っているので、丁寧な言い方になっています。
遠慮はいらないという意味の「忌憚のない」を加えて「忌憚のないご意見をお聞かせください」と用いていけます。
奥歯に物のはさまった言い方のない、綺麗な日本語をあらわしています。
「意見を聞く」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「拝聴する」が挙げられます。
拝聴は目上の方の意見を、真摯に伺うことをいいます。
謙譲語としてのニュアンスがあるので「拝聴させていただく」とすると二重敬語にあたるので気を付けておきましょう。
「拝聴したく存じます」とまとめます。
「意見を聞く」の返答や返信例
「ご意見をお伺いしたい」と先方から頼まれたら、明るい返事で返しておきましょう。
「私でお役に立てることがございましたら」として、言葉を補っていきます。
まとめ
「意見を聞く」の使い方を学びました。
色々な表現を参考にしながら、敬語の達人を目指してください。
