この記事では、「ご対応可能でしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご対応可能でしょうか」とは?意味
「ご対応可能でしょうか」は、「相手に対してこちらの依頼を受けてもらいたいとお願いする時の表現」という意味です。
「可能でしょうか」と疑問文になっていますが、実際には「~してもらいたい」という意味です。
あただし、「可能でしょうか」は対等もしくは目下の人に使われる強い表現であり、目上の人や取引先に対して使うと失礼にあたります。
あくまで自分の方が立場が上の時に使われる表現です。
「ご対応可能でしょうか」の成り立ちや使われるシーン
「ご対応可能でしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ご対応可能でしょうか」の成り立ち
「ご対応可能でしょうか」は「ご対応+可能+でしょうか」で成り立っています。
「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「対応」は「相手の状況に合わせて行動すること」という意味、「可能」は「できる見込みがあること」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」に推量の意味の「う」と、確認の意味の「か」が付いた連語です。
尊敬語と丁寧語が使われていますが、「できますか」という上の立場の人が使う表現であり、目上の人や取引先には使えません。
「ご対応可能でしょうか」が使われるシーン
「ご対応可能でしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、お客の立場としてお店や業者にお願いする時です。
2つ目は、お客の立場として、そのお店や業者が目的に合ったサービスをしているか訊ねる時です。
「ご対応可能でしょうか」の言葉の使い方や使われ方
「ご対応可能でしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『本日修理のご対応可能でしょうか』
自分が顧客で業者に修理を依頼する場合には使っても問題ありません。
『客室のシャワーが壊れているのですが、今すぐにご対応可能でしょうか』
ホテルなどサービス業の場合、お客の立場として部屋の備品に不具合がある時に使えます。
「ご対応可能でしょうか」の類語や言いかえ
「ご対応可能でしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご対応いただきますようお願い申し上げます」
「いただく」は動詞「もらう」の謙譲語で、へりくだった表現になり、目上の人や取引先にも使えます。
本来相手に何とかしてもらいたいのですから、最初からお願いした方がスッキリします。
まとめ
今回は「ご対応可能でしょうか」について紹介しました。
「ご対応可能でしょうか」は、「依頼を受けてもらえるかお願いする表現で、お客目線の言葉」と覚えておきましょう。