この記事では、「お取り計らい頂きありがとうございます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お取り計らい頂きありがとうございます」とは?意味
「お取り計らい頂きありがとうございます」は、「相手がこちらの意向に添う様に行動してくれた時にお礼を述べる丁寧な表現」という意味です。
相手が何らかの気配りを示してくれたことで、こちらにとって都合よい状態になった時に使われます。
「お取り計らい頂きありがとうございます」の成り立ちや使われるシーン
「お取り計らい頂きありがとうございます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「お取り計らい頂きありがとうございます」の成り立ち
「お取り計らい頂きありがとうございます」は「お取り計らい+頂き+ありがとう+ございます」で成り立っています。
「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「取り計らい」は「ものごとがうまく運ぶように考えて処理すること」という意味、「頂き」は動詞「もらう」の謙譲語「頂く」の連用形、「ありがとう」は形容詞「ありがたい」の連用形、「ございます」は動詞「ある」の丁重語「ござる」を丁寧にしたものです。
尊敬語、謙譲語、丁寧語が使われているので、目上の人に使えます。
「お取り計らい頂きありがとうございます」が使われるシーン
「お取り計らい頂きありがとうございます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、相手が自分たちの事情をふまえて気配りしてくれた時です。
2つ目は、自分達の要望に対して速やかに対応してくれた時です。
3つ目は、他の人達よりもこちらの方が有利になる様に、特別に便宜を図ってくれた時です。
「お取り計らい頂きありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方
「お取り計らい頂きありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『お忙しい中、打ち合わせの日程についてお取り計らい頂きありがとうございます』
相手から打ち合わせについてスケジュールをセッティングして、連絡してきた時に使われます。
『急なお願いにもかかわらずお取り計らい頂きありがとうございます』
こちらが急に変更を依頼したにもかかわらず、すぐに対応してくれた時に使われます。
「お取り計らい頂きありがとうございます」の類語や言いかえ
「お取り計らい頂きありがとうございます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご配慮を頂き誠に感謝しております」
「配慮」は「相手に対してあれこれ心を配ること」という意味で、「取り計らい」と同じ意味です。
「誠に感謝しております」でより謝意を伝えています。
まとめ
今回は「お取り計らい頂きありがとうございます」について紹介しました。
「お取り計らい頂きありがとうございます」は、「相手にうまく処理してもらったことに対してお礼を述べる丁寧な表現」と覚えておきましょう。