「かれこれ」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「かれこれ」とは?
これは、「いろいろ」や「あれやこれや」などと同じ意味で使用される言葉です。
「かれ」も「これ」も指示代名詞になります。
つまり、抽象的な言葉を重ね合わせて「かれこれ」と表現しているのです。
これは、色々なことや様々な事象を表すような場面で使用されます。
たとえば、「かれこれ五年になります」という使い方ができます。
この場合は、色々なことがあったが、既に五年間が経過したような様子を表した言葉になるのです。
これらのことから、この言葉が「いろいろ」や「あれやこれや」などと同じ意味で使用されるものであると分かるのです。
「かれこれ」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、新人の頃からずっと一緒に仕事している先輩がいたとします。
そしてその先輩との付き合いは、もうすぐ十年目に入ろうとしていたのでした。
このようなケースで、「先輩と仕事をするようになってから、かれこれ十年が経過しようとしています」と伝えるとよいでしょう。
これにより、色々なことがありながらも十年が経過しようとしていることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「かれこれ」の表現方法に注意するべきです。
これは「色々」や「あれやこれや」などが似ている表現になります。
また、「なんやかんや」のようにすると、少しカジュアルな印象の表現に置き換える事もできるのです。
このように、同じような意味でも、それぞれ印象の違う表現に置き換えできます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「かれこれ」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『かれこれ十年が経過しようとしています』
・『かれこれ五年も付き合っているのですね』
・『かれこれ三年は経っていると思います』
「かれこれ」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「かれこれ」の類似表現
たとえば、「なんやかんや」が類似表現になります。
「かれこれ」と「なんやかんや」は、同じような意味で使えるのです。
「かれこれ」の敬語表現
これを単独で敬語に言い換える方法はありません。
これを敬語にする場合は、組み合わせる言葉で工夫するしか手段がないのです。
たとえば「かれこれ三年が経過いたしました」とすると、謙譲語を組み合わせた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように、「いろいろ」や「あれやこれや」などと同じ意味で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。