「詳細な打ち合わせ」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「詳細な打ち合わせ」とは?
はじめに「詳細な打ち合わせ」の意味を解説していきます。
「詳細」は「しょうさい」と読み、文字通り「詳しい、細かい」を意味する言葉です。
ここでは「詳細な打ち合わせ」とされているので、打ち合わせの内容が詳しく、細かいことを意味しているのです。
この言葉をビジネスで使用する場合は、前提として現時点の状態が「詳細ではない」必要があります。
既に打ち合わせが実施済みでも、それは概略までの内容なのです。
もしくは、打ち合わせをするまでは、概略に関する情報しかないとも言えます。
「詳細な打ち合わせ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「詳細な打ち合わせ」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先と契約条件を交渉していたとします。
しかし、双方の要求は多岐にわたり、メールや電話では収拾が付かなくなりつつありました。
そのため、両社の法務も交えて一堂に会して、最終的な契約条件を決めてしまうことにしました。
このような場合には「契約条件に関しましては、詳細な打ち合わせを実施できればと考えます」と、相手に対して会議開催を提案するとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、あいまいな表現であることです。
本来、「詳細な打ち合わせ」という言葉には不足があります。
正しくは、「詳細な内容を打ち合わせ」や「詳細に議論するための打ち合わせ」を示しているのです。
それを省略することで「詳細な打ち合わせ」と表現するのは、誤解や分かりにくさを招いてしまうのです。
「詳細な打ち合わせ」を使った例文
ここでは「詳細な打ち合わせ」を使った例文を挙げていきます。
例文のように。
打ち合わせの調整の言葉と組み合わせると、自然に使用できると言えるでしょう。
・『詳細な打ち合わせを実施したいと考えます』
・『詳細な打ち合わせを要望いたします』
・『詳細な打ち合わせにより、議論させてください』
「詳細な打ち合わせ」の類語や敬語での言いかえ
それでは「詳細な打ち合わせ」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「詳細な打ち合わせ」の類似表現
まず「詳細な打ち合わせ」の類似表現について解説します。
「詳細な」は「子細な」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「詳細な打ち合わせ」の敬語表現
つぎに「詳細な打ち合わせ」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「詳細なお打ち合わせ」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「詳細な打ち合わせ」という表現は、詳細の対象が曖昧になってしまう使い方です。
使う場合は、相手に誤解を与えないかに十分に注意することをおすすめします。