この記事では、「勝手を言って申し訳ありません」の意味を分かりやすく説明していきます。
「勝手を言って申し訳ありません」とは?意味
「勝手を言って申し訳ありません」は、「ビジネスで自分の考えや主張を通そうとする時に相手にお断りとお詫びをする丁寧な表現」という意味です。
自分が是非そうしたい、そうするべきである、是非そうした方がいいということを主張して、相手に受け入れてもらった時に使われます。
口語的な表現ですので、社内の人やよく知っている関係の目上の人に対して使い、社外の人に使うべきではありません。
「勝手を言って申し訳ありません」の成り立ちや使われるシーン
「勝手を言って申し訳ありません」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
1つ目は、相手に対して何らの行動を催促する時です。
2つ目は、相手に対してこうした方がいいと自分の考えを述べる時です。
3つ目は、直属の上司に対して休暇などプライベートなお願いする時です。
「勝手を言って申し訳ありません」の成り立ち
「勝手を言って申し訳ありません」は「勝手+を+言って+申し訳ありません」で成り立っています。
「勝手」は「自分だけに都合がよいようにふるまうこと」という意味、「を」は助詞、「言って」は動詞「言う」の連用形、「申し訳ありません」は「申し訳ない」を丁寧にしたものです。
丁寧語が使われていますが、「言って」が口語的ですので、社外の人や敬うべき人に対して使うのには適していません。
「勝手を言って申し訳ありません」が使われるシーン
「勝手を言って申し訳ありません」が使われるのは以下の様なシーンです。
「勝手を言って申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方
「勝手を言って申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『勝手を言って申し訳ありませんが、本日中にサインをいただけますでしょうか』
上司に対して、契約など仕事の都合上サインを早くしてもらう様に催促する時に使われます。
『勝手を言って申し訳ありませんが、有給休暇を取らせていただけますでしょうか』
有給休暇は従業員の権利なのですが、他の人に迷惑をかけることを考えて上司に許可を取る時に使われます。
「勝手を言って申し訳ありません」の類語や言いかえ
「勝手を言って申し訳ありません」の類語や言いかえは以下の通りです。
「勝手を申しまして大変恐縮ですが、何卒ご対応のほどお願い申し上げます」
「言って」を「申しまして」と謙譲語にすること、「お願い申し上げます」を付けることで、上司や取引先に使える丁寧な表現になります。
まとめ
今回は「勝手を言って申し訳ありません」について紹介しました。
「勝手を言って申し訳ありません」は、「自分の意見や主張を通す時に相手にお断りとお詫びをする丁寧な表現」と覚えておきましょう。