この記事では、「状況について承知いたしました」の意味を分かりやすく説明していきます。
「状況について承知いたしました」とは?意味
「状況について承知いたしました」は、「ものごとの現在の様子について正しく理解して受け入れたことを伝える丁寧な表現」という意味です。
現在起きていることや、あるものごとの成り行きなどについて情報を得て、正しく理解するだけではなく、その状態で良いと納得していることを表します。
「状況について承知いたしました」の成り立ちや使われるシーン
「状況について承知いたしました」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「状況について承知いたしました」の成り立ち
「状況について承知いたしました」は「状況+について+承知いたしました」で成り立っています。
「状況」は「ものごとの移り変わりや、その時の様子」という意味、「について」は連語で「ある範囲に関すること」という意味、「承知いたしました」は動詞「承知した」の謙譲語「承知いたした」を丁寧にしたものです。
謙譲語と丁寧語が使われていますが、「状況について」はどちらかというと担当者ベースで会話する時の表現ですので、目上の人には使うべきではありません。
「状況について承知いたしました」が使われるシーン
「状況について承知いたしました」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、天候不良や不慮のアクシデントなどにより、相手が現在業務を遂行するのが困難な状態にある時です。
2つ目は、相手に何らかの不都合があり、予定していたことが遅れている時です。
3つ目は、ミスやトラブルが生じて、当事者から事情を説明された時です。
「状況について承知いたしました」の言葉の使い方や使われ方
「状況について承知いたしました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『状況について承知いたしました、気を付けてお帰りください』
自社の従業員が外出先で天候不良や電車の遅延などアクシデントに遭い、連絡がきたときに使われます。
『状況について承知いたしました、出荷準備が整い次第ご連絡お願いいたします』
納品されるはずの商品が、工場の都合で出荷が遅れている旨連絡が来た時の使われます。
「状況について承知いたしました」の類語や言いかえ
「状況について承知いたしました」の類語や言いかえは以下の通りです。
「その件に関して承知いたしました」
相手の様子を聞き、その件に関わることは全て承諾したことを伝える表現で、目上の人にも使えます。
まとめ
今回は「状況について承知いたしました」について紹介しました。
「状況について承知いたしました」は「現在起きていることを理解して受け入れる時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。