この記事では「助かりました」について解説をします。
「助かりました」とは?意味
楽になった、負担が少なくなったといった意味です。
「助かり」は「助かる」のことで、楽になる、負担が少なくなるという意味があります。
子どもが母親の手伝いをしたとします。
手伝いをしてもらえば、母親の負担は少なくなります。
こういったときに母親が子どもに対して「助かるわ」などといいます。
「ました」は敬意を表す「ます」に、完了や過去を表す「た」をつなげたものです。
この場合は、助かる事柄が過去にあったことになります。
「助かりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
何かをしてもらったことによって負担が軽くなったり、楽になったりしたときに、感謝の気持ちを込めて使用するものです。
このいい方の場合は、自分と同等のものや下のものに使用をします。
「ました」と敬意を表すいい方をしていても、目上の人に対して「助かる」という言葉を使用するのは不適切です。
自分と同等、あるいは下のものに対して使用する場面は、たとえばこのようなときです。
自分にはやらなければならない事柄がたくさんあり、大量のコピー取りに手をまわす暇がありません。
そこで、部下にコピー取りをお願いしました。
コピーを取ってくれたことで、自分のやるべき事柄が少なくなり、負担が軽くなりました。
このときに、部下へのお礼の気持ちを込めて用います。
部下に対してなら「助かったよ」などのいい方もできます。
目上の人に対しては「感謝申し上げます」「ありがとうございます」「お礼申し上げます」などのいい方をします。
「助かりました」では、自分の負担を目上の人に押しつけている印象があるので、他のいい方をするようにします。
助かるようなことをしてもらったときには、ありがたく感じるので、感謝の気持ちを述べます。
このときには、相手を敬う言葉を使用するようにします。
感謝の気持ちを伝えても、言葉遣いが不適切では相手を不快にさせてしまいます。
「助かりました」を使った例文
・『コピーをとってくれて助かりました』
・『資料を用意してくれて助かりました』
「助かりました」の返答や返信例
話し手は感謝の気持ちを表しているので、その気持ちを受け取ります。
「お役に立てたようで幸いです」「またお手伝いします」などの返事の仕方があります。
これは部下から上の立場の人への返事の仕方です。
上司から部下へなら、かしこまったいい方をする必要はありません。
まとめ
仕事をしていると周りの人たちにさまざまなことで助けられる場面があります。
助けられたならお礼を伝えることが大切です。
そのときに用いる言葉になります。