この記事では「年始のご挨拶を控えさせていただきました」について解説をします。
「年始のご挨拶を控えさせていただきました」とは?意味
年の初めのあいさつを行いませんでした、という意味です。
「年始」は年のはじめという意味で、1月3日あたりまでのことを指します。
「ご挨拶」は「あいさつ」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
他人に対する行為を表す語に「ご」をつけると、その人に対する敬意を表す言い方になります。
この場合のあいさつは、話し手側があいさつをすることを意味しています。
「控え」は「控える」のことで、自制や遠慮をしてある行動や発言をやめるという意味です。
誰かに強制されて無理にやめることではりません。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めながら、その行為を遠慮しながら行う意を表します。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。
すでに年始になっている、または年始が過ぎています。
「年始のご挨拶を控えさせていただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、年の初めにあいさつをしなかったときに使用をします。
あいさつを受けていないのだから、あいさつを控えたことは相手もわかっています。
この言葉は、これだけで使用するのではなく、なぜあいさつを控えたのか理由を示す言葉とともに使用をします。
あいさつを受けなかった側は、なぜあいさつをしてこなかったのか疑問に思うことでしょう。
人によっては失礼だと思うかもしれません。
そういった疑問などを解消するために、理由とともにこの言葉を用います。
「ました」と過去や完了を表す言い方をしているので、すでに年の初めになっていたり、年の初めを過ぎていたりします。
これから控えますという意味ではありません。
「年始のご挨拶を控えさせていただきました」を使った例文
・『喪中につき年始のご挨拶を控えさせていただきました』
「年始のご挨拶を控えさせていただきました」の返答や返信例
はがきや手紙で伝えられた場合は、返答をしない場合があります。
喪中を伝えるものとしてこの言葉を受けた場合、返事を出すなら寒中見舞いとしてはがきを出します。
相手を気遣うように配慮が必要です。
直接述べられた場合なら、励ましの言葉やお悔やみの言葉などをかけるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、年の初めにあいさつをしなかったときに使用をします。
あいさつを受けなかった側は、なぜあいさつがないのか疑問に思ったり、失礼だと感じたりしているかもしれません。
そのため、この言葉とともにあいさつをしなかった理由が述べられます。