「検討させていただきます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「検討させていただきます」とは? ビジネス用語【一語】

「検討させていただきます」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「検討させていただきます」とは?

はじめに「検討させていただきます」の意味を解説していきます。

「検討」「いろいろな角度で調べ、問題ないかをチェックすること」ことの意味で使用される言葉です。

これに「させていただきます」をつけて、丁寧な表現にしているのです。

この言葉を使用する場面は、相手から何かを求められた場合です。

例えば、方針を決めてほしい、費用を削減してほしい、人員を配置してほしい。

このような要求に対して、その場で即断即答できない場合に、「検討させていただきます」と返答するのです。

この表現は非常に多くの場面で使用されており、ビジネスでも一般的なものであると言えます。

しかし、その一方で「させていただく」という表現は冗長な物ともされています。

大半の「させていただく」「いたします」で代替できるのです。

そして、「検討させていただきます」「検討いたします」にしたところで、意味がまったく変わらないのです。

「検討させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「検討させていただきます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたが取引先と来期の契約金額を交渉していたとします。

取引先の要求は、5%の価格減でした。

あなたは、5%なら許容範囲と考えましたが、この場で即答はできませんでした。

なぜなら、決定権は部長にあるため、自社に戻り承認を得る必要があるためです。

このような場合には「持ち帰って検討させていただきます」と相手に述べるとよいでしょう。

これにより、少なくても即否認ではなく、検討の余地がある要求だということが相手に伝達されるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、語尾の表現方法です。

「させていただきます」は冗長な表現であるため、本来は「いたします」で言い換えるのがよいとされています。

しかし、ビジネスでも多く使用される表現で、特に違和感もないのです。

「させていただきます」だけが与えるられる印象の違いもあるので、厳重に使用を制限する必要はないと言えるのです。


「検討させていただきます」を使った例文

ここでは「検討させていただきます」を使った例文を挙げていきます。

例文のように単独での使用もできますし、冒頭に簡単な説明を付与する使い方もできるでしょう。

・『検討させていただきます』
・『社内に持ち帰って、検討させていただきます』
・『それでは明日までに、検討させていただきます』

「検討させていただきます」の類語や敬語での言いかえ

それでは「検討させていただきます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「検討させていただきます」の類似表現

まず「検討させていただきます」の類似表現について解説します。

「検討」「吟味」との言い換えが可能です。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「検討させていただきます」の敬語表現

つぎに「検討させていただきます」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。

例えば「検討いたします」という言い換えが可能です。

まとめ

このように「検討させていただきます」は、即断即答できない場合に、その場を乗り切る手段として便利な表現です。

ただし、少し冗長な表現でもあるので、言い換えも含めて上手に使い分けるとよいでしょう。