「喜んでお受けいたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「喜んでお受けいたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「喜んでお受けいたします」について解説をします。

「喜んでお受けいたします」とは?意味

気持ちよくある事柄を引き受けるという意味です。

「喜んで」には、気持ちよく受け入れるという意味があります。

嫌々やっている、仕方なくやっているというものではありません。

たとえば、「喜んで出席します」という場合は、出席をすることが本当は嫌なのだけれどといったことではなく、進んで出席する気持ちがあることを示しています。

「お受け」「受ける」「お」をつけて丁寧にした言葉です。

「受ける」にはいくつもの意味がありますが、ここでは引き受けるという意味で使用しています。

「いたします」「いたす」のことで、「いたします」の形で使用をすると「する」の謙譲語・丁寧語になります。

「喜んでお受けいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

何かを依頼されたときに、それを引き受ける気持ちを表すために用いるものです。

目上の人や取引先の相手に対して使用できます。

「お受けいたします」でも意味は通じるのですが、「喜んで」という言葉を使用することで、嫌々ではない、進んでそれをやりたいといった気持ちを表すことができます。

たとえば、明日までに学校給食用のパンを製造して欲しいと依頼されたとします。

明日までに大量のパンを作るには、そのための材料を仕入れ、生地を練って焼くなど、手間と時間がかかり、直前になって言われると困ります。

もっと余裕をもって伝えてくれれば、十分に仕入れができ、作業の段取りを考える時間もあったことでしょう。

そういったことができない場合、依頼を引き受けるのが難しくなります。

それでもそれを引き受けるときに、この言葉が用いられます。

普通なら嫌だろうけれど、私は喜んで引き受けますよといった意味合いです。

企業からの採用通知が届いたときにも使用できなくはないのですが、適切ではありません。

採用通知の際に使用してしまうと、上から目線な印象を与える可能性があります。

この場合は「謹んで」とするとよいでしょう。


「喜んでお受けいたします」を使った例文

・『そのご依頼、喜んでお受けいたします』

「喜んでお受けいたします」の返答や返信例

依頼をした事柄を引き受けてくれるので、お礼の言葉を述べます。

依頼についての具体的な事柄など、これからのことも話し合います。

上司から部下に声をかけるときなら、期待していることや頑張って欲しいことを伝えるのもよいでしょう。

まとめ

依頼をされたときに「お受けいたします」と答えることもできますが「喜んで」という言葉を付け加えると、進んでそれをやろうとしている気持ちが伝わります。