「遠く及びませんが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「遠く及びませんが」とは?
これは、届かない程度が甚だしい場合に使用される言葉です。
「及ぶ」は「届く」や「達する」と同じような意味になります。
何かが一定の基準まで到達することを「及ぶ」と表現できるのです。
また、「及ばない」にすると否定形になります。
これを丁寧語にすると「及びません」になるのです。
なお、「遠く及びません」にすると、及ばない程度が大きいことを表現できます。
つまり、もう少しで届くようなものではなく、まだまだ及ばないような意味で「遠く及びません」という言葉を使用できるのです。
なお、ここでは語尾に逆接の意味を持つ「が」を付け加えています。
これらのことから、この言葉が届かない程度が甚だしい場合に使用されるものであると分かるのです。
「遠く及びませんが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、部長から指導を受けていたとします。
そして部長の実力は、あなたのそれを遥かに超えるものだったのです。
このようなケースで、「部長には遠く及びませんが、私も頑張りたいと思います」と伝えるとよいでしょう。
これにより、相手の能力に及ばない程度が甚だしいことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「遠く及びませんが」の表現方法に注意するべきです。
これは「遠く及ばないのですが」に置き換えできます。
また、「遥かに及びませんが」も類似表現になるのです。
「遠く及びませんが」を使った例文
例文のように、前後に適切な言葉を付け加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『部長には遠く及びませんが、精一杯努力いたします』
・『先輩には遠く及びませんが、頑張りたいと思います』
・『私には遠く及びませんが、見どころのある後輩です』
「遠く及びませんが」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「遠く及びませんが」の類似表現
たとえば、「遥かに及びませんが」が類似表現になります。
「遠く」と「遥かに」は、同じような意味で使えるのです。
「遠く及びませんが」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「遠く及ばないのですが」に言い換えできます。
なお、これはどちらも丁寧語を使った敬語表現の形になっているのです。
まとめ
このように、届かない程度が甚だしい場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。