「レッドオーシャン」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「レッドオーシャン」とは?
これは、競争相手が多い市場のことを表した言葉です。
これは「ブルーオーシャン」という言葉とセットで使用されます。
「ブルーオーシャン」は、競争相手が少なく、実りが多い市場を表します。
これに対して「レッドオーシャン」は、競争相手が多く、実りの少ない市場を示す言葉なのです。
競争相手が多いと、価格競争が激化します。
また、競争相手が多い状況は、多くの場合である程度成熟した市場であることを示すのです。
その状況では、商品や製品はコモディティ化します。
そのため、価格を下げる不毛な競争の中で、利益効率の悪い状況になってしまうのです。
そのような市場を海に例えたのが、「レッドオーシャン」という言葉なのです。
これらのことから、この言葉が競争相手が多い市場のことを表したものであると分かるのです。
「レッドオーシャン」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある事業に参入しないかとの打診を受けたとします。
しかしその市場は既に成熟しており、競争相手が多すぎるような状況だったのです。
このようなケースで、「あえてレッドオーシャンに参入するつもりはありません」と伝えるとよいでしょう。
これにより、競争相手が多くて実りの少ない市場のことを、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「レッドオーシャン」の表現方法に注意するべきです。
これは「激しい競争が起きている市場」に置き換えできます。
また、「競争相手が多い市場」なども類似表現と言えるのです。
また、単純に「既存市場」と言い換えても同等の意味になる場合もあります。
「レッドオーシャン」を使った例文
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な印象の表現にできるのです。
・『もはやレッドオーシャンに魅力はありません』
・『この領域はレッドオーシャンだと思います』
・『今後もレッドオーシャンに参入してはいけません』
「レッドオーシャン」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「レッドオーシャン」の類似表現
たとえば、「競争相手が多い市場」が類似表現になります。
「レッドオーシャン」と「競争相手が多い市場」は、同じような意味で使えるのです。
「レッドオーシャン」の敬語表現
これを単独で敬語に言い換える手段はありません。
これを敬語にする場合は、組み合わせる言葉で工夫するべきなのです。
たとえば、「レッドオーシャンかと存じます」にすると、謙譲表現にできるのです。
まとめ
このように、競争相手が多い市場のことを表す場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
