「後任」という言葉は主にビジネスで使われている言葉で、社会人の一般常識として覚えておく必要があります。
簡単な言葉ではありますが、意味や使い方を説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「後任」とは?意味
「後任」とは「こうにん」という読みで、「前任者の後を受け継ぐこと」「前の人の代わりに役職に就くこと」という意味合いがあります。
企業という組織の中には多くの役職がありますので、この言葉の意味をしっかりと覚えていきましょう。
「後任」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「後任」という言葉はビジネスで言えば、社長や副社長、専務、部長、課長、チーム長など、名前のある役職に就く人が昇進したり、転職、退職などを理由に現在就いている役職を他の人に引き継ぐ場合に使います。
それぞれの課や部署での紹介の場ではもちろん、社長や副社長など役職が高ければ高いほど、就任式といった大きな場で司会者が紹介に使ったり、本人が挨拶する際に使ったりします。
「後任」を使った例文
・『◯◯部長の後任を任されることになりました、◯◯と申します。よろしくお願いします』
・『後任には◯◯さんが就任することとなりました』
・『今月末で退職される◯◯専務の後任は◯◯さんにお願いしようと考えています』
「後任」の返答や返信例
「後任」という言葉は人に言われたり、自分で使ったりとさまざまな使われ方があります。
人にこの言葉を言われ受けた側の場合は、相手の言葉に合わせた受け答えをすることが大切です。
例えば「◯◯社長の後任には◯◯商事で37年間副社長として勤めてこられました、◯◯様が就任することとなりました」と就任式で紹介された場合、「先ほどご紹介に預かりました、◯◯と申します。
副社長として勤めてきた経験を活かし、こちらでさらに力を発揮していけたらと考えております。
よろしくお願いします」と上から姿勢の言葉ではなく、謙虚な姿勢で今後の抱負を述べることが好印象に繋がります。
言葉によって受け答えも変わってきますので、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
まとめ
ここでは「後任」という言葉の意味やビジネスでの使い方、返答の仕方など、例文を用いて簡単に説明してきました。
企業にとって役職の人の後任を決めることや発表することはとても重要な行事の1つです。
意味や使い方をしっかりと覚えておき、正しい場面で適切な使い方のできる社会人になれるように努めていきましょう。