「あわせて」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「あわせて」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「あわせて」という言葉について説明していきます。

「あわせて」とは?

併せてと書く複数のことをまぜる、並行して行う、並べると言ったという意味、合せてと書く複数のものを合計するという意味があり、平仮名表記では両方の意味をもたせて使うこともあります。

「会わせて」という言葉に関しては平仮名で使うことはありません。

「合せてご購入ください」というケースでは商品と付属品という関係になり、ゲーム機とゲームソフト、ブルーレイレコーダーとブルーレイディスクなどの関係性になります。

「あわせて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

併せてという意味では並行して行うという意味になり、「プロジェクトと別のプロジェクトを併せて行う」という使い方では並行して行うということで、プロジェクト同士が合併するという意味はありません。

合せてでは重なるという意味があり、発音も同じで混同しやすいため、「プロジェクトと別のプロジェクトは並行して進めます」とするなど、特に口頭においては「あわせる」という言葉を使わないほうが良いと言えるでしょう。

店舗においては「合せて」という意味でセット購入を勧めるケースがあります。

電池やメモリーカードなどがわかりやすい例でしょう。


「あわせて」を使った例文

・『あわせて3300円となります』
合計という意味で使われ、合せてと書くことになります。

レジでの会話というよりは商談での会計というイメージがしやすいでしょう。

・『駅前の開発とあわせて、近隣の道路補修も行います』
この場合並行してという意味の併せてという意味が強いですが、合計、同時にという意味の合せてでも意味が大きく変化しないので「あわせて」が使えるシーンと言えます。

・『万障繰りあわせてお越しください』
この場合もあわせてという言葉が含まれているととらえられ、合せての意味合いになり、あらゆる予定を調整してという意味になります。

万障繰り合せてと表記できます。

「あわせて」の類語や敬語での言いかえ

「併せて」の場合、並行して、同時に、ともになどが類語と言え、 「合せて」の場合、合計して、ひっくるめて、まとめてなどが類語となります。

「あわせて」の類似表現

あわせてと平仮名表記すると意味が重なり近い部分もあるのでかなりわかりにくくなり、両方の意味を持つ類語はないと言えます。

「あわせて」の敬語表現

より丁寧に「あわせまして」とすることができます。

「あわせて」の返答や返信例

あわせてという言葉は質問系ではないため直接の返答はするケースが少なく、合せてが含まれる会計であれば支払い、合せてが含まれる計画に関しては話を聞き続けるということになるでしょう。

まとめ

あわせては合せてと併せての意味が近い言葉であり、口頭で使うのがベターとはいい難い言葉と言えます。

言い換えの言葉を使ったほうがわかりやすい文章になるでしょう。