「今更ながら」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「今更ながら」とは?
これは、既に遅いと思われるような状況で使用される言葉です。
「今更」とは、既に遅いような様子を表しています。
たとえば、「今更言えない」や「今更どうしようもできない」という使い方ができるのです。
この場合、適切なタイミングを既に逸しているような様子を表したものになります。
つまり、本来実施するべき時期が、とうに過ぎていることを表現したものになるのです。
なお、「今更ながら」は「今更ではあるが」と同じ意味になります。
つまりここでは逆接の形になっているのです。
このことから、続く言葉として相反する内容が述べられるものと推察できます。
これらのことから、この言葉が既に遅いと思われるような状況で使用されるものであると分かるのです。
「今更ながら」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、あるシステムをリリースしたとします。
しかし、リリース後になってから、色々な問題が検出されてきたのです。
このようなケースで、「今更ながら問題があるようです」と伝えるとよいでしょう。
これにより、適切なタイミングが既に過ぎている様子を、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「今更ながら」の表現方法に注意するべきです。
これは「今更ですが」に置き換えできます。
また、「今更ではあるが」と言い換える方法もあるのです。
さらに「ありますが」や「ございますが」にアレンジしてもよいでしょう。
このように、同じような内容でも、少し印象の違う表現にできることが分かります。
実際の状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「今更ながら」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『今更ながら問題を見つけました』
・『今更ながら文句を言って来たそうです』
・『今更ながら支援をお願いしたく存じます』
「今更ながら」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「今更ながら」の類似表現
たとえば、「今更ではあるが」が類似表現になります。
「今更ながら」と「今更ではあるが」は、同じような意味で使えるのです。
「今更ながら」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「今更ではございますが」に言い換えできます。
まとめ
このように、既に遅いと思われるような状況で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。