この記事では、「自分が惨めに思える」という言葉についての意味、使い方や注意点、例文や言い換えについて詳しく解説していきます。
「自分が惨めに思える」とは?
「自分が惨めに思える」は「じぶんがみじめにおもえる」と読みます。
「みじめ」には、「かわいそうで見るにしのびない様子」という意味があります。
ですから、「自分の置かれている立場や状況が見るにしのびないと感じている」という様子を言い表した言葉が、「自分が惨めに思える」になります。
「自分が惨めに思える」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「みじめ」という言葉には、「自分が他人より劣っている」、あるいは、「これまで経験のない価値や能力を目の当たりにした」といった場面で、「自分は他者よりも立場や能力が低いことを実感し、それを恥ずかしいと感じる」という心理状態に置かれていると言えるでしょう。
それが、「自分が惨めに思える」という言葉の意味合いになります。
この言葉の注意点としては、決して自らを蔑んだり(さげすんだり)、虐げたり(しいたげたり)したわけではない、という事です。
ただし、自己肯定感は下がっている状況と言えます。
「自分が惨めに思える」を使った例文
・『自信があった科目の得点が伸びず、努力の成果が得られない状況に、自分が惨めに思える』
・『どれだけ部活練習を積んでもライバル校に勝てない。自分が惨めに思える』
・『資格試験で仲間たちが合格する中、自分だけ不合格。自分が惨めに思える』
・『自身の生い立ちの不遇さに、自分が惨めに思える』
努力の結果、期待の結果が得られなかった時、あるいは、想定していなかった結果になった時に、「自分が惨めに思える」と言えるでしょう。
自信の喪失や、他者との差を実感した場面でも、こういった心理状態になると考えられます。
「自分が惨めに思える」の類語や言いかえ
・『実力の差をつくづく感じた』
・『抱いていた自信が砕け散った』
・『自責の念にかられた』
・『自分の不甲斐なさを感じる』
表現としては様々ですが、どれも前向きな気持ちではないことは確かです。
目の前の苦難の壁をどう乗り越えて行けば良いのか、迷い悩む様子が見て取れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「自分が惨めに思える」は、「自信を失ってしまった」といったニュアンスが含まれていることが分かります。
とはいえ、「自分の置かれている立場や状況が見るにしのびない」という場面は、人生の中では起こり得るものです。
なぜなら、自分より優れている物や価値は、“上を見たらキリがないほど存在する”からです。
ですから、「自分にばかり降りかかる不運な状況」とは受け止めず、「誰にでもあることだから、自分を信じて前に進もう」と切り替える勇気が持てると良いでしょう。
