「諸々の件承知しました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「諸々の件承知しました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「諸々の件承知しました」について解説をします。

「諸々の件承知しました」とは?意味

いろいろなことを聞き入れました、という意味です。

「諸々」「もろもろ」と読み、さまざまなものという意味があります。

「件」は事柄という意味で、特に「これ」と事柄を指す意味で用います。

「承知」は、依頼や要求などを受け入れることです。

「まし」「ます」のことで敬意を表します。

「た」は動作や作用が過去に行われた意や、動作や存在の確認の意を表す語です。

「諸々の件承知しました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、相手からのさまざまな依頼や要求などを聞き入れたと伝えるために用います。

相手から伝えられている事柄はひとつだけではありません。

「諸々」はさまざまな事柄を意味するので、相手からはいくつかの事柄が伝えられています。

それをまとめて「諸々」という言葉を使用しています。

相手から伝えられている事柄がひとつだけならば、「○○の件」と特定の物事をあげる言い方をします。

たとえば、「明後日のイベントの件」「昨日の会議の件」といったようなものです。

相手から依頼や要求などをされたときは、それに返事を出さなければなりません。

この言葉は聞き入れた場合に伝えるものですが、聞き入れるときも聞き入れないときも返事を伝えてください。

聞き入れることができないときは、「申し訳ありませんが」など一言添えるとよいでしょう。

一言添えることで相手が受ける衝撃が和らぐことが期待できます。

聞き入れたのは話し手側なので、「承知」「ご承知」とする必要はありません。

相手に承知をしてもらいたいときであれば、「ご承知」「ご」をつけます。


「諸々の件承知しました」を使った例文

・『諸々の件承知しました。それでは、○○の対応をいたします』

「諸々の件承知しました」の返答や返信例

自分側の要求などを聞き入れてくれたので、それに対してお礼を伝えます。

お礼はなるべく早めに伝えることが望ましいです。

早めに伝えた方が感謝の気持ちが伝わります。

いろいろな事柄を受け入れてくれており、さらに要求をするのは相手に迷惑をかける可能性があります。

相手の方では、いろいろ苦労をして要求を聞き入れているのかもしれません。

すでにいろいろなことを聞き入れてくれているので、これ以上何かを要求するのは考えた方がよいでしょう。

まとめ

この言葉は、相手からの求めなどを聞き入れたときに用いるものです。

ビジネスの場では、いろいろな依頼や要求があることでしょう。

そういったいろいろなものを受け入れたことをこの言葉は表しています。

聞き入れる場合も聞き入れない場合も返事を伝えましょう。