「申しましたように」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「申しましたように」とは? ビジネス用語【一語】

曖昧な記憶のまま仕事をしていると、自信を失ってしまうことも。

「申しましたように」の使い方を見ていきましょう。

「申しましたように」とは?

「申す」というのは「話す」の謙譲語としてのニュアンスがあります。

この場合は「申しました」「申す」の過去形になっているので、過去に話したことを引き合いに出すシーンで用いられています。

「申しましたように」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

言い方を気を付けないと、喧嘩の火種を生んでしまうことがあるかもしれません。

過去にこちらが言ったことを二度お伝えする状況になるので「何度も同じことを言わせないでください」と受けとめられてしまうリスクもあります。

語気を強めてしまうとさらに相手を不愉快にさせてしまうので、使用する時は前後の言い回しに気を配っておきましょう。


「申しましたように」を使った例文

・『先ほど申しましたように、お客様がロビーでお待ちです』
・『先日申しましたように、イベント当日は雨の予報が出ております』
・『昨日申しましたように、締め切りが近付いております』

「申しましたように」の類語や敬語での言いかえ

こちらのフレーズの類語と、敬いの表現を見ていきましょう。

「申しましたように」の類似表現

同じような言い方に「お伝えしました通り」「お伝えした通り」が挙げられます。

「先日お伝えしました通り」のように用います。

ただこの表現のみだと、相手をカチンと怒らせてしまうことも。

「こちらのご説明が足りなかったかと存じますが」「うまくご説明できず、申し訳ありませんが」とひと言添えてから、文を重ねていきましょう。

落ち度がこちらにあることをお伝えすると、穏便にやり取りできるでしょう。

「申しましたように」の敬語表現

さらに丁寧な言い方に「ご報告していなかったかもしれませんが」「申し上げていなかったかもしれませんが」も挙げられます。

一方的に相手を責めるニュアンスが消えているので、言いにくいことを再度お伝えしたい時に向いています。

「申しましたように」の返答や返信例

忘れていたことを先方が、教えてくれることがあります。

間違いやうっかりミスは、誰にでも起こり得るもの。

素直に認めてしまった方が明るく進みます。

「教えていただき、ありがとうございます。

了承いたしました」
とお伝えして、次の業務に勤しみましょう。

まとめ

「申しましたように」を解説しました。

正しい敬語を学んで、いいやり取りに結びつけてください。