この記事では、「ありがたくいただきます」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ありがたくいただきます」とは?意味
「ありがたくいただきます」の意味は、「人からの好意に対して滅多にないことと感謝して受け取る時の丁寧な表現」という意味です。
相手が自分の為にと用意してくれたことに対して、感謝しながらその通りにする時の表現です。
「ありがたくいただきます」の成り立ちや使われるシーン
「ありがたくいただきます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ありがたくいただきます」の成り立ち
「ありがたくいただきます」は「ありがたく+いただきます」で成り立っています。
「ありがたく」は「ありがたい」の連用形で「人の好意などに対して、めったにないことと感謝する様子」という意味、「いただきます」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」を丁寧にした言葉です。
人に感謝する意味の「ありがたく」と謙譲語が使われていますので、目上の人に使えます。
「ありがたくいただきます」が使われるシーン
「ありがたくいただきます」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は「目上の人から思わぬ贈り物を渡された時」で、相手が目上の人で貰うことが恐れ多い時に使われます。
2つ目は「相手から好意で贈り物を渡された時」で、少し驚くような内容であったり、自分にとってさほど必要がないと思うものであっても、相手の気持ちに感謝して受け取る時です。
3つ目は「相手から食べ物や飲み物を勧められた時」で、相手が気配りして用意してくれたり頼んだりしてくれた飲食物に手を付ける時です。
「ありがたくいただきます」の言葉の使い方や使われ方
「ありがたくいただきます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『ありがたくいただきます、結婚費用に使わせていただきます』
目上の人から結婚のお祝い金を貰った時に使われます。
『これは私の大好物です、ありがたくいただきます』
人の家を訪ねて行った際、自分の好きな食べ物を知っていて、わざわざ準備してくれた時に使われます。
「ありがたくいただきます」の類語や言いかえ
「ありがたくいただきます」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ありがたく頂戴いたします」
「頂戴する」は「物をもらうことや、もらって飲食することのへりくだった表現」という意味で、より丁寧な言い方です。
「頂戴+いたしすます」で二重敬語になりますが、現在普通に使われている表現であり、必ずしも間違いという訳ではありません。
まとめ
今回は「ありがたくいただきます」について紹介しました。
「ありがたくいただきます」は「人から物を貰ったり、飲食物を提供してもらう時に感謝して受け取る表現」と覚えておきましょう。