「頂戴したく存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「頂戴したく存じます」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネスで見聞きする「頂戴したく存じます」についての解説になります。

「頂戴したく存じます」とは?意味

「頂戴したく存じます」は、頂戴という部分が貰うという言葉が変化したもので相手側から時間などをもらい受ける問受け身の姿勢になるため、敬語の表現になり、したくという部分が自分の要望を通したいんだけどという意味になり、存しますという部分そう思うという意味を表しており、とても丁寧に相手から時間をもらい受けるといううスタンスで時間をもらい受けたいと思いますというのがこの言葉の意味です。

「頂戴したく存じます」の言葉の使い方や使われ方、使うときの注意点

「頂戴したく存じます」は、原則の考え方が開いての貴重な時間をもらうことなので、絶対に要点を踏んだうえで、会話を進めていくことが重要になります。

なので、「お時間を頂戴したく存じます」といって、長話をされたのであれば、先方は、もういいだろうとなり激怒してしまうかもしれません。


「頂戴したく存じます」を使った例文

・『山田様へ、先日の自動車の納品に関しまして自動車に不具合が起こりえるとわかりましたので、一度自動車の修理にお時間を頂戴したく存じます』
この例は、自動車に不具合があるとわかり、その不具合の修理について貴重な時間を頂きたいという文章になります。

なお、このケースはメーカー側の不手際なので、自動車が必要なお仕事の場合代車の貸し出しで対応するでしょう。

「頂戴したく存じます」の返答や返信例

「頂戴したく存じます」の返答は、相手の申し出に了承するか、断るかです。

なお、相手の申し出が強制に思えるものでも一応断ることはできますが安全にかかわる物であれば、断らないほうが良いでしょう。

たとえば、自動車の不具合などの修理の申し出に「お時間を頂戴したく存じます」といわれるとこの申し出は強制に思えますが断ることもできますが、自動車の安全は保障されません。

まとめ

「頂戴したく存じます」は、敬語の表現としてみた場合、ものすごく丁寧ですが、それと同時に相手を威圧することも実は可能で、例を挙げれば、自動車関連がよい例でメーカーに非があっても貴重な時間を「頂戴したく存じます」といえば、不具合の内容によっては、絶対に時間を取ってでも修理に来てくれというようなもので威圧と見れるようなこともできるのです。

ただ、自動車の場合は、メーカー側も印象が悪くなるが故、文章では、絶対に自動車を持ってきてくれと記載できないが故、あえて「頂戴したく存じます」という言葉を使用してものすごい硬い表現で時間が欲しいと表現すれば、自動車を購入した側もただ事ではないと認識しますので文章をあえてものすごくかたい印象に置き換えてかつ、丁寧すぎる言葉に直すのも相手に対してただ事ではないという印象を与えますので考え方としては正しいのかもしれません。

いずれにしろ、「頂戴したく存じます」は絶対に要望を通さないといけない場合に使用しますので安易にどうでもよいような事柄でビジネスで使用するのはご法度です。