この記事では「先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください」について解説をします。
「先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください」とは?意味
少し前に渡した資料を見ながら話を聞くように求める言葉です。
「先ほど」は少し前のことをいいます。
何分、何時間くらい前をいうのか定義はありません。
「お渡し」は「渡す」の連用形の「渡し」に「お」をつけています。
「お」のついた動詞の連用形の後に、「する」を続けた形で、謙譲の意になります。
「ご覧」は「見ること」の尊敬語です。
「ながら」は二つの動作や状態が同時に行われる意を表します。
「お聞き」は「聞く」の連用形の「聞き」に「お」を添えています。
「お」のついた動詞の連用形の後に、「ください」を続けた形で、相手にある事柄をするように求める意になります。
「先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手の方から何かを説明するときに使用をします。
この言葉を伝える少し前に資料を渡しています。
その資料を見てもらいながら話を聞いてもらいます。
資料が手元にあった方が話の内容がわかりやすくなることがあります。
資料に図やイラストがあれば、言葉で伝えるよりもわかりやすいです。
数字を出して何かを比較するときならば、棒グラフや円グラフなどあるとわかりやすくなるでしょう。
そこで、資料を見るように促すためにこのような言葉を伝えます。
「ください」はそうするように押しつけているように感じられてしまうことのある言葉ですが、この場合は資料を見ながら聞いてもらう必要があるので、「ください」を使うことが適切です。
これを「〜くださいますか」と問いかけの形にすると柔らかく伝えられるのですが、求めている事柄は行っても行わなくてもよいという意味に受け取られる可能性があります。
「先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください」を使った例文
・『それでは、詳しい説明をいたします。先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください』
「先ほどお渡ししました資料をご覧になりながらお聞きください」の返答や返信例
少し前に資料が渡されているはずなので、それを見てください。
そして、この後に話がされるはずなのでその話を聞きましょう。
少し前に渡された資料なので今手元にあるはずですが、もしも見当たらないときは資料をもらえないかお願いをしてみてください。
まとめ
この言葉は、資料を見てもらいながら説明をするときに用いるものです。
資料があった方が話がわかりやすくなります。
このように伝えないと、せっかく渡した資料を見てもらえないことがあるので、資料を見るように伝えておきましょう。