この記事では「破棄させていただきます」について解説をします。
「破棄させていただきます」とは?意味
捨てさせてもらいます、という意味です。
許可を求めながら捨てることを表す言葉です。
「破棄」には、破り捨てることという意味があります。
「捨てる」という意味が含まれますが、使わなくなった機械類や生ごみなどのごみを捨てることではなく、書類などの具体的な物を破り捨てることをいいます。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手の許しを求めて遠慮しながら行動する意を込めて、相手に敬意を表す言葉です。
「ます」は敬意を表します。
「破棄させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手の方で何かを捨てるときに用います。
捨てるために許可が必要なときに用いるものです。
「させていただきます」で相手に許可を求めています。
許可を必要としないときは、「破棄いたします」という形になります。
「いたし」は「する」の謙譲語で、このような表現でも敬意を示すことができます。
たとえば、ある人から資料を受け取ったとします。
この資料には間違いがあり、新しいものが作り直されました。
間違いのあった古いものは必要ないので、資料を渡した人の方から「捨ててください」と伝えられました。
それを受けてこのような言葉を用います。
自分の勝手な判断で捨ててはいけないものもあるので、念のために確認をしておくとよいでしょう。
自分が使ったメモのような個人的なものであれば、自分の判断で捨てて構いませんが、それ以外のものは確認をしておくと安心できます。
捨てる際には情報が漏れないように配慮をしてください。
「破棄させていただきます」を使った例文
・『○○は破棄させていただきます』
「破棄させていただきます」の返答や返信例
捨てても構わないものならば、「お願いします」「そうしてください」「わかりました」などの言葉を返します。
返事をしないと「捨ててよいのだろうか」と相手は困ってしまうので、返答をするようにしてください。
捨ててはいけないものの場合は、それをとっておくように伝えましょう。
早く伝えないと捨てられてしまう可能性があります。
相手は「これはいらない」と判断したので、この言葉を述べています。
そのため、「捨てないでください」といわれた方は、「なぜとっておく必要があるのだろう」と疑問に思うはずです。
その疑問を解消するために、捨ててはいけない理由も伝えましょう。
まとめ
この言葉は許可を求めながら捨てるときに用います。
勝手に捨ててはいけないものもあるので、念のために確認をしておくとよいでしょう。