この記事では「気になるものがあれば」について解説をします。
「気になるものがあれば」とは?意味
気にかかるものがあれば、心を向けるものがあれば、という意味です。
「気になる」には、気にかかるという意味があります。
「気」は心の働き、興味、関心という意味です。
「もの」は、人間が見たり触ったりできる物質や、人間が考えることができる形のない物質を指します。
「あれば」の「ば」は、実現していない事柄を実現したと仮定する条件を表します。
「雨が降ったならば中止にする」のような使い方をするものです。
「気になるものがあれば」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が何かを気にしているようなときに用います。
雑貨店でのことで説明をします。
雑貨店で客が品物を見ています。
ある品物に興味があるようで、同じ商品をずっと見ています。
しかし、手にとることはしません。
触れてはいけないと思っているのでしょう。
この商品は触れてもよいものです。
実際に手で持った方が商品をじっくりと見ることができるので、商品を手にとってもらおうと店員は思いました。
そこで、この言葉をかけます。
この例の場合だと、「手にとって構わない」という意味の言葉が続きます。
「あれば」の部分は、「ございましたら」とするとさらに丁寧です。
「ございましたら」は「ございます」と「たら」で構成されています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語です。
「たら」は、実現していない事柄を実現したと仮定していう意を表します。
このような丁寧な形にしたら、後に続く言葉も丁寧な表現にします。
「気になるものがあれば」を使った例文
・『気になるものがあれば、おっしゃってください』
・『気になるものがあれば、どうぞ手にとってください』
「気になるものがあれば」の返答や返信例
この後に何が伝えられるかによって返す言葉が変わります。
手にとってよいというのであれば、気になるものを手にして構いません。
そのものは触ってもよいものなので、触っても大丈夫です。
しかし、壊さないように丁寧に扱いましょう。
気になるものを言ってくださいという場合であれば、気になる事柄を伝えます。
それに対して相手は答えてくれるはずです。
気になるものを持ってきますという場合であれば、そのものを伝えると持ってきてくれます。
たとえば、気になる商品があるなら、その商品名を伝えるとそれを持ってきてくれます。
まとめ
この言葉は、聞き手が何かを気にしているときに用います。
気になるけれど行動に移せないというとき、この言葉を伝えると聞き手は行動しやすくなるでしょう。
相手が何かを気にしているようならば、声をかけてみてください。