みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」とは?
「弊社のサービス」とは、自社の提供するサービスを指した言葉です。
ビジネスシーンでは、自分が勤める会社を「弊社」あるいは「当社」と表現します。
「弊社」は「へいしゃ」と読み、へりくだった表現で伝えたものです。
「ご利用いただけますと」は、「使ってもらえたら」という意味合いを敬語形で表したものです。
「幸いに存じます」は、「嬉しく思う」というニュアンスを改まった言い方にした言葉です。
つまり、「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」とは、取引先や顧客に対して、自社のサービスを使ってもらえるようお願いしたい気持ちを言い表した言葉となります。
「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」の使い方や注意点
「弊社」は、社外の人に対して、自社を指す場面で使う言葉です。
社内的な使い方は、「自社」や「当社」が一般的で、時折「我が社」という表現も使われています。
「弊社のサービス」という表現をしていることから、社外の人に自社の製品やサービスの案内や営業をしている場面であることが分かります。
この言葉を使う上での注意点としては、「幸いに存じます」という表現の使い方が挙げられます。
主に文書やメールなどで用いられる表現で、文語体として使われる言葉です。
直接目の前の相手に伝える際には、「よろしくお願い申し上げます」と言い換えると良いでしょう。
「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」の言い換え
・『弊社のサービスをご利用いただけますよう、よろしくお願い申し上げます』
・『弊社サービスをご検討いただければ幸いです』
・『弊社サービスへのご関心をいただけますと幸いです』
・『弊社サービスにご興味お持ちいただければ幸いです』
・『弊社サービスをお選びいただければ幸いです』
・『弊社のサービスをご活用くださいますようよろしくお願いいたします』
自社のサービスを相手に案内する際の言葉になりますが、押し付けがましい表現は返って印象を悪くする恐れもあります。
相手が興味や関心を持ってくれるよう、スムーズなコミュニケーションから、製品やサービスの案内に発展させていけると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「弊社のサービスをご利用いただけますと幸いに存じます」は、自社のサービスを何としても使ってほしいと願う言葉と言えます。
直接的な表現は避けて、相手に興味や関心を持ってもらえるよう、コミュニケーション力を発揮して上手く伝えたいものです。