「何とぞ変らぬ」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「何とぞ変らぬ」とは?
これは、今まで同様に何かをお願いしたい場合に使用される言葉です。
「何とぞ」は「何卒」と表記できます。
これは、相手に何かを懇願するような様子を表現します。
つまり、お願いしたい気持ちを、強調するような目的で使用される言葉なのです。
また、「変わらぬ」は「変わる」を否定形にしたものです。
これは「変わらない」と同じ意味の言葉を、少し古風でフォーマルな印象の表現にしたものになっています。
たとえば、「何とぞ変わらぬご支援をお願いします」のようにすることで、今まで通り支援してほしいことを、強調してお願いできるのです。
これらのことから、「何とぞ変らぬ」が、今まで同様に何かをお願いしたい場合に使用される言葉であると分かるのです。
「何とぞ変らぬ」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある企業から支援を受けていたとします。
しかし、来期からは支援が打ち切りになってしまう可能性があったのです。
このような状況で、「何とぞ変らぬご協力を賜りますようお願いいたします」と言うとよいでしょう。
これによって、今まで通りに支援してほしいことを、上手にお願いできるのです。
この言葉を使うときは、「何とぞ変らぬ」の表現方法に注意するべきです。
これは「何とぞ変わらない」などに置き換えて使用できます。
また、「どうか変わらぬ」のように、強調表現を別な言葉に置き換えるような手段もあるのです。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「何とぞ変らぬ」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、「お願いします」などを組み合わせると、自然な使い方ができるのです。
・『何とぞ変らぬご支援をお願い申し上げます』
・『何とぞ変らぬご協力を賜りますようお願いいたします』
・『何とぞ変らぬご援助を頂戴できますようお願いします』
「何とぞ変らぬ」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「何とぞ変らぬ」の類似表現
これの類似表現として、「どうか変らぬ」が挙げられます。
「何卒」と「どうか」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「何とぞ変らぬ」の敬語表現
この言葉を敬語表現にすると、たとえば「何とぞ変りませんよう」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、今まで同様に何かをお願いしたい場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。