「弊社としては一切の責任を負いかねます」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「弊社としては一切の責任を負いかねます」とは?
これは、自分の会社が全く責任を持てないようなことを言い表した言葉です。
「弊社」は「自社」を示します。
これは、自分の会社をへりくだって表現したものなのです。
また、「一切の」は、「少しも」や「微塵も」などと同等の意味を持ちます。
さらに「責任を負いかねます」は「責任を持てない」という意味を持つ言葉なのです。
ただし、このようにすると、「責任を持ちたくても持てない」のようなニュアンスの表現になります。
なお、ここでは語尾に丁寧語の「ます」を使用しています。
これらのことからら、この言葉が自分の会社が全く責任を持てないようなことを言い表したものであると分かるのです。
「弊社としては一切の責任を負いかねます」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある投資に関して顧客に説明していたとします。
しかし、あなたの会社は、その投資には一切関与していなかったのです。
このような状況で、「この件に関しましては、弊社としては一切の責任を負いかねます」と言うとよいでしょう。
これによって、全く責任を持てないということを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「弊社としては」の表現方法に注意するべきです。
これは「弊社としましては」で丁寧語になります。
また、「弊社といたしましては」で謙譲語にできるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「弊社としては一切の責任を負いかねます」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し言葉を付けると、自然な使い方ができるのです。
・『この件に関して、弊社としては一切の責任を負いかねます』
・『詳細が不明であるため、弊社としては一切の責任を負いかねます』
・『誠に申し訳ございませんが、弊社としては一切の責任を負いかねます』
「弊社としては一切の責任を負いかねます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「弊社としては一切の責任を負いかねます」の類似表現
これの類似表現として、「弊社としては一切の責任を負えません」が挙げられます。
「負いかねます」と「負えません」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「弊社としては一切の責任を負いかねます」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「弊社といたしましては一切の責任を負いかねます」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、自分の会社が全く責任を持てないようなことを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。