「襟を正す」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「襟を正す」とは? ビジネス用語【一語】

「襟を正す」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「襟を正す」とは?

はじめに「襟を正す」の意味を解説していきます。

「襟を正す」「えりをただす」と読みます。

これは、「服装や姿勢を正す」との意味を持つ言葉です。

これがビジネスで使用される場合は、「あらためて気を引き締める様子」を示すこともあります。

これが物理的な服装や姿勢であっても、精神的な気持ちや考え方であっても、ものごとに向き合うう姿勢を正しくするという意味では、同じように使用されているのです。

「襟を正す」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「襟を正す」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたの会社で情報漏洩事故が起きたとします。

しかし、その社員はカフェで仕事をしていただけで、その際に投影画面を撮影されたとのことでした。

このような、社外でのノマドワークは一般化しています。

そのため、どの社員にも起きる可能性がある事故だったと言えます。

このことについて、あなたは職場で注意喚起することにしました。

このような場合には、「情報資産の取り扱いについて、私たちは襟を正すべきなのです」と述べるとよいでしょう。

これにより、考え方や取り組み姿勢を、あらためて考え直すことを、周囲に促せるのです。

この言葉を使う場合の注意点は、意味が二重になるのを避けることです。

注意しないと、「あらためて襟を正す」「襟を正す姿勢で」など、「襟を正す」に含むれる意味と追加してしまうことがあります。

本来の意味をしっかり把握した上で、意味が二重にならないように、注意して使用しましょう。


「襟を正す」を使った例文

ここでは「襟を正す」を使った例文を挙げていきます。

例文のように、姿勢を正すの意味で使用すれば、物理的でも論理的でも対象を問わずに使用できます。

・『服装が乱れているので襟を正すべきです』
・『社会情勢を踏まえて襟を正すのがよいでしょう』
・『襟を正す機会としてとらえましょう』

「襟を正す」の類語や敬語での言いかえ

それでは「襟を正す」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「襟を正す」の類似表現

まず「襟を正す」の類似表現について解説します。

「襟を正す」「姿勢を正す」と言い換えられます。

表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。

「襟を正す」の敬語表現

「襟を正す」を単体で敬語表現に言い換えることはできません。

敬語表現にしたい場合には、語尾や周囲の言葉で対応する必要があります。

たとえば「襟を正す必要がございます」というような方法です。

まとめ

このように「襟を正す」は、服装や気持ちを「あらためて正しい姿勢」にするという意味で使用されます。

ビジネスでも使用できるものなので覚えておくとよいでしょう。